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「っ、はぁっ…はっ…」
体が熱い。
体の疼きが、思考を停止させる。
椅子に座ることも出来ず崩れるように地面に手を付くと、男が近付いてくるのが匂いで分かった。
「…大丈夫か?」
「っ、…離れて、くれっ」
言葉では拒絶をしても体は正直で、
近付くことに高揚し、下腹部がジワリと熱を帯びる。
「悪いがそれは出来ない。」
「なっ、んっ…」
そう言い終わるや否や視界が暗くなり、唇が温かいもので塞がれた。
隙間を探るように唇をなぞったかと思うと、少し強引に割り込んでくる舌に逃げようとしても、腰に回された手がそれを遮る。
「っ、まってっ…っ」
目の前がチカチカして、男の顔さえ見れない。
「安心しろ。…ゆっくり息をして」
それでも、男のキスは上手くて、
低く柔らかな声に心地良さを感じる。
言われるがまま深く息を吸うと、体がふわりと浮いた。
「っ!ちょ、」
「移動する。捕まってろよ」
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