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「それで?はい、分かりましたってノコノコ帰ってきたのかよっ」
「…まぁ、」
あの後、用事があるからと帰っていく一ノ瀬さんを見送った俺は、
コミュニティールームには戻らず自室へ帰り、
それを探しに来た歩夢と伶に捕まって、今に至る。
「一ノ瀬ってΩの中でも結構有名なαの一家で、
狙ってる人も多いって聞いたことあるよ」
「お前馬鹿かよ…そんな奴なら尚更簡単に手放してどうすんだ」
「…んなこと言われても…」
「ヤッたんだろ?そいつ、颯月のこと噛もうとしてたか?」
「…あんま覚えてない、けど、多分…首に触られた記憶はない」
詰め寄る伶と、悩むように腕を組む歩夢に、
俺はまるで親に怒られた子供のように言葉を濁す。
「…はぁ。」
伶は上げていた腰を下ろすと、大きな溜息をついた。
…というか。
「…そこまで分かりやすく落胆されたら俺も傷つくんですけど…」
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