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初めての発情期からちょうど1か月。
まだ俺の体に変化は起きていないけど、
今日は一ノ瀬さんが来る日だと、昨日の夜に連絡があった。
「…で、これでいいんだよな…?」
そして、あの日思い付いた歩夢の考えはこうだ。
『一ノ瀬家は名家だし、庶民的で家庭的な子が好きなはずっ!名付けて、「ギャップでときめき大作戦!」』
『…何だそのネーミング』
『むっ!伶くんはちょっと黙っててよっ!
颯月くん、料理の経験は?』
『…両親が共働きで、遅い日は作ってたけど…』
『じゃあ完璧だね!』
そして用意したのが、前回の簡易部屋とも、俺たちの暮らす部屋とも違う
この小洒落た部屋と俺が作った料理。
…歩夢が俺の為に何とかしようと考えてくれた作戦の手前、用意してみたはいいけど。
「庶民的な一ノ瀬さんが想像できない…」
…もっと凝った物作った方がよかったか?
そもそも、部屋ももっと大部屋の、生活感のない場所の方が良かったかもしれない。
落ち着かないまま、部屋のソファに座っていると、部屋のドアがノックされた。
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