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出会いと始まり.
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「─〖チームBLACK〗の勝利だそうだね。」
『…あぁ。』
─ここは異界。
俺は〖チームBLACK〗という、“マフィア“のリーダーだ。
とは言っても、リーダー的な事は全くしていない。
だがマフィアの中で一番“強い“のは俺だ。
自覚は自分自身ないのだが...
『悪魔との戦争が終わった…か。早いもんだな。実感が全然しない。─タマはこれから何するんだ?猫だからこたつで寝るとか?』
「え、一応、ももがオレを拾ったんだよね?!オレを飼ってるんだから、傍にいたって文句ないよね??!」
『今は人の姿じゃねぇか。俺がいなかったら人間界に放り出されてたぞ?』
「うっ…言い返せない。。。」
人間界は異界を恐れている。
敵ではないが、関わりを持ってはいけない。
関わってしまったら殺されるかもしれないからだ。
『…?なんだ、向こうがやけに騒がしいな。』
「おいおい…戦争がやっと終わったってのに、今度は何だ?」
ゴトンっ!と壁が崩壊する音がする。
───“能力者“だ。
『…嫌な予感…。タマ、ここを頼めるか?』
「わ、分かった。主人の頼みなら。」
タマを置いて、俺は音のした方向へと向かう。
仲間割れでもしてんのか…?
勘弁して欲しい。仮にもここは『チームBLACK』の寮なんだ。
崩壊されると困る…!
『おいテメェら!!うちの寮で何暴れてやがる………な、っ・・・』
「貴方がマフィアのリーダーさんですね?これはどういう事ですか。違反ですよ、──“別の世界の者“が異界にいるなんて。」
能力者の男はそいつを始末するつもりだった。
俺は呆然としていた。見逃してやりたいが、それが出来ない。
『何故──“人間“がここに・・・。』
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