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10時を過ぎたころ、兄さんと姉さんの家族が到着した
蓮は驚くほどあっさりと受け入れられて、すでに家族の一員として認められている
昼ご飯は簡単なもので済ませて夜バーベキューをしようという話になった
実家には広い庭があって、毎年の夏、庭でバーベキューをするのが恒例となっている
「その方が子供たちが熱中症にならなそうだし」
と姉さんは言っているが帰らせたくないのはバレバレだった
子供たちの相手をしているといつの間にか蓮がいなくなっていて、焦って「蓮は!?」と聞くと「そんなに焦らなくてもただの買い出しよ。真奈が連れて行ったわ」と母さんに笑われた
昼にそうめんと買ってきた総菜を食べて、子供たちが昼寝を始めるのを待つ
きっと蓮はみんなの前では本音を言わないと思い、子供たちが昼寝をしたタイミングで一度部屋に連れていき話をすることにしていた
「疲れた?少し寝てもいいよ」
「ううん、大丈夫」
ベッドに座り自分の膝をポンポンと叩くと蓮が膝の上に乗ってくる
「どうする?バーベキューの後帰る?」
「浩太が…「だーめ。自分の気持ちを教えて」
「うぅ、」
「即答しろとは言わないけど、それなりに考えてたでしょ」
「うん…でも」
「うん?」
「帰りたい。けど、浩太お酒飲めなくなるし…」
「ああ、昨日飲んだから今日はいいよ
今日の夜帰ろうね」
蓮が「うん」と小さく頷いてぎゅっと抱きついてくる
ピンと張った糸が切れたように泣き出した
「どうした?なんで泣いてるの?ちょっとしんどい?」
ゆるゆると首を振る蓮を見てなんとなく理由を察する
蓮は昨日から、いや、それよりも前から気が張りっぱなしだった
ここにきて緊張が解けたのだろう
「みんな、やさ、しい
かぞく、みたいにっ」
「そうだね。みんな受け入れてくれた」
チュッチュッと触れるだけのキスを落としていくと恥ずかしがりながらも、口を開けて舌を絡ませてきた
「ん、ふぅ、、んぁ」
「ふふ、ほんとにキス好きだね」
蕩けた目で蓮が見つめてくる
「浩太は?好き?」
「!」
「好きだよ。蓮も蓮とするキスも。」
「エッチもね」と付け足すと蓮は耳まで赤くなっていた
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