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被検体ということ
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「いいでしょう」
センター長は何度か頷くと、
足を組み換え、俺を見据えた。
心臓が、やけにうるさい。
「大丈夫か?顔色があまり優れて居ないが…」
「…大丈夫です」
「そうか。では、話を進めよう。安達君にはこれからオペを受けてもらう。
まずは、CVポートの装着を実施。それから内部洗浄を開始だ。
内部洗浄は普通の人間でも、負担が大きいのは言うまでもない。しかも君は胎児を身ごもってる身だ。
そこで、負担軽減を最優先して内視鏡を用いて洗浄していく。予定では口腔から直腸まで全ての内部洗浄が終わるのに2日から3日と考えている。
洗浄が完了したら、次に直腸拡張機の装着をおこなう。最終的に、出産時に括約筋の切開を行わずに出産出来る状態にする為だ。
麻酔から目覚めて暫くは違和感があるだろうが、我慢してくれ。
栄養補給は装着したCVポートから摂取してもらう。しかし身ごもった身の安達君への栄養をCVポートのみに頼るのはなかなか難しい。
そこで今回君の為に開発した栄養シートを直腸内部に塗布する事で直腸粘膜から必要な栄養素を補給してもらう。老廃物は全て尿から排出される仕組みになっている。
出産まで、行動範囲には制限がある為、全身、特に下半身には電極パットを装着する。出産に必要な筋肉を衰えさせない為だ。これも慣れるまでには時間が必要だろうが、変更する予定はない」
「………」
「ここまでで、何か質問は?」
「………、ない、です」
「そうか、ならば早速準備に取り掛かろう」
プツッ
首筋にチクリと針の刺さる感触を最後に
俺は意識を手放した。
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