アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
17
-
ガチャリと扉の開く音がした。
辺りは真っ暗で、あのまま寝てたみたいだ。
「ただいま」
落ち着いたトーンの優しい桐谷くんの声が聞こえた。
昨日の今日で顔を合わせるのが恥ずかしく寝たフリをしていると
「.......もう終わりにしたい。しんどい、無理なんだよ」
え。
思いもよらない言葉が聞こえてきた。
やっぱりぼくは嫌われてたんだ。
しばらくすると遠くからシャワーの音が聞こえ、ぼくはひっそりと涙を流した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 24