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選挙前に僕ら3人で圧倒的にミキに支持票が入り、会長は確実というムードに学園内をしておく。
実は今回の選挙は阪田の票数は何もミキがしなくても、おそらくミキと競るぐらいだった。阪田は本人が好まないから、あまり公表されてないが、隠れファンと根強い俺様人気で、学園に大量の支持者がいる。
すると、どういう事になるかおわかりだろうか。
ミキと阪田、どちらのファンでもある場合、ミキが自分の票無しでも会長が確定するのであれば、阪田が必ず、副会長に決まるように、自分の票を投じるのだ。
結果、阪田の票数がミキよりも圧倒的に多かったらしい。
阪田のために、皆にこの事を教えても良いのだが、
「どうせ、阪田なら、自力で会長の素質を見せつけるだろう。あの人、小細工とか嫌いだし、さすがに、この事はなかった事に」
「てめぇ、ちょっと来い」
あちゃー
低い声に、こわごわ後ろを振り向くと、阪田が鬼のような形相で、仁王立ちしていた。
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