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阪田はこちらを見ずに、ミキの頭をそっと撫でながら、言った。
「一個だけ言っとく。津川は俺にとっては聞き分けの悪い甘ったれたガキだが、あいつの初等部の頃からのファンは、相変わらずいるから、海堂と津川をくっつけようとすると思う。
少なくとも、これから、海堂は仲の良かった津川を拒絶することは出来ないだろうし、井川には辛いかもしれない。」
その後、急に明るい口調に変えると、
「でも、海堂にはお前がお似合いだと俺は思うぜ」
そう言って、生徒会室から出て行った。
ミキはクスッと笑うと、彼が出て行った扉を見た。
「ありがとう、阪田、本当に君はぶれないね」
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