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実は一度も、他人から、海堂と仲良い関係などと言われたことさえなかったため、恋人でなくとも、海堂の交友関係に組み込まれたことに歓喜のあまり、パニックになる。
「え、あ、、そんなこと、ないよっ、海堂くんが、僕と、と、と、と、友達になってくれて嬉しい」
多分僕は顔が真っ赤だろう。
海堂は僕の言葉に目を丸くしたが、顔をくしゃっと笑みで歪めた。
「あははっ、突然どうしたの、ありがとう、井川」
そんな、海堂の満面の笑顔を見るのは、遠目からでも初めてだったと思う。
うん、今日、死んでもいいや。
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