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好きになっていく
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朝起きたのは
いつものアラームではなく、電話の着信音だった。
「ねっむ… 誰だろ?」
寝ぼけながら電話に出る。
「あっ、おはよう梛樹くん。…もしかして起こしちゃった?」
「伊吹さん!お、おはようございます!」
昨日彼氏になった伊吹さんの声にすぐに、意識が覚醒する。
「ふふっ、梛樹くん朝から元気だねw
…でさ友達に言われたこと、もう大丈夫?」
「大丈夫です、俺決めたんです!
学校では、友達は友達。恋人は恋人。
って男の中でも、割り切って考えることにしたんです!あ、BLはフリーですけどw」
…あっ、伊吹さんの前で腐男子がorz
「梛樹くんらしいねw
それなら大丈夫そうだね!」
「えっ、引かないんですか…?」
「梛樹くんが腐男子ってことを?」
「…はい、だってその…」
「腐ってるのは梛樹くんの趣味だし。僕は全然平気だよ?寧ろ好きな人の趣味なんだから、もっと知りたいぐらいだよw
…これじゃあ、僕が引かれちゃかな?」
「あ、あの…」どうしよ泣きそう…
腐男子ってことを受け入れくれただけで嬉しいのに、もっと知りたいだなんて…
俺の心が揺れ動く
「伊吹さんの…バカ///」
「えっ!? 引かれちゃった?
僕梛樹くんに嫌われた!?」
電話越しでもわかる伊吹さんの慌てように思わず笑ってしまう。
「逆ですよ伊吹さん。…好き///」
「っな、なぎくん!…ほんと?」
「はい/// 俺、伊吹さんのこと好きになってきました」
「なってきたってことは、もっと好きになってもらえれるねw
ありがとう梛樹くん。なら、敬語やめようよ?」
「わ、わかった!」
確かに恋人なのに敬語なのもね
すぐに敬語を止める。
「じゃあ、学校頑張ってね!梛樹くんまたね」
電話が終わり、いつも起きる時間になっていたことに気づき 身支度を始める。
伊吹さんと朝から話せたことが、様々な勇気を貰い 愛が深まった気がした。
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