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はじまりは痴漢
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「んっ..ふぁあ..んんっ」
「あんまり大きな声出すと、バレちゃうよ?」
「んっ..やぁ..」
クチュクチュ..
俺の耳元で囁く男。
下半身から聞こえてくる卑猥な音。
いけないことをしていると、分かっていても漏れてしまう声。
「んぁっ..やめっ..あぁ」
「ふふっ、淫乱だなぁ」
...なんでこんなことになっているんだ。
十数分前...
ガタンゴトンー..
揺れる電車に身体を持って行かれないように、俺はつり革に捕まる。
今日は、私立三之宮高校の入学式。
今日から高校生になる俺は、新しい制服に身をつつみ、浮き足立っていた。
ガタンゴトン..
一定の速度で揺れる車体。
ふと、自分の太ももに違和感を覚える。
「....」
...気のせいだろうか。
さっきから誰かに触られているような。
尻のまわりや太ももを、さっきから何度も..
「....」
まさか、な..。
脳裏に出てきた不吉な二文字を消すべく、俺は頭を小さく横にふった。
しかし、そんな事をしている間にも、太もも弄る手は激しさをましていく。
「...っんぁ..」
その手が、秘部にあたったとき俺は小さく声を漏らしてしまった。
自分の口からでた声に、ビクリと肩を揺らす。
すると、いきなり後ろからフッと息を吹きかけられた。
「感じてるの?可愛いね..」
きっと他の誰にも聞こえていないだろう小さな声で囁かれた言葉。
俺はその声に、再び肩をゆらした。
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