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嫌いなやつ4〜天谷視点〜
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「なんてね、冗談だよ。」
くすって笑いながらそう言うヤンホモ。
ごめんなさい、笑顔の裏がわかっちゃったんで………もう怖いッス……………
「そ、そうッスか………ははは…」
俺の笑顔引きつって無いよな…??
そんなこんなしてる間に会長が資料室から戻ってきた。
「亮太くん、ありがと。おかげで早く片付いたよ。」
こっちからは顔は見えないけど、多分すっごい笑顔なんだろーなって思う。
「いえいえ!!!僕に出来ることなら何でも言ってください!!!」
蕪木クン…顔が緩んでる……
こーんなカワイイ顔するのに、周りから未だに無表情の鉄仮面だと思われてるから勿体無いよねえ……………
会長は蕪木クンとの会話を終えてツカツカとこっちに歩いてきた。
「け〜いご。」
そして圭吾先輩に声をかけた。
あっ、圭吾先輩いたんだ…………。
ヤンホモが来てから一言も話さなかったから存在忘れてたわ……。
「今日俺の家来ない?」
ぶふぉ………っ…………
えっ?!?!
そ、それは、どどどどどどどどういう…
「行くけど…お前から誘ってくるなんて珍しいじゃん。」
行くんスかぁあああ!!!!!
俺も行きたいぃうぁあぁああ!!!
てか会長からのお誘いが珍しいってことは、いつもは圭吾先輩が行きたいって言ってるってことだよな………?
想像できぬ。。。。
「今日は兄さんが急にバイトになったから、トクベツだよ。」
う、おおおおおおおお
お兄さんと二人暮らしでお兄さんがバイト…ってことは会長と圭吾先輩2人っきりじゃねえかぁあぁああ!!
「へえ〜じゃ、遠慮なく。」
いつもはご遠慮しなきゃならないようなナニかをするんですね?わかります。
てかスグ横にはヤンホモが……!!
はっ、、、見てる、、、、
すっげー怖い目で二人のこと見てる、、
会長マジで逃げてぇえええ!!
俺の願いが届いたのか席を立ってどこかへ向かう会長。
を追いかけるヤンホモ……
このヤンホモまじで怖えし、ちゃんと会長の無事を見届けないとな………
そう思って二人の後を追いかけた。
二人はしばらく歩いて、階段の手前で立ち止まった。
やべえここ隠れにくい………
「慎也。」
ヤンホモが冷たい声で会長を呼ぶ。
「何?」
えっ
会長が返事したんだけど、いつもからは想像出来ないような怖い声で話してる…
会長もしかしてヤンホモのこと嫌いなのかな??
「この活動が終わってからすぐ家に行くのか?俺はちょっと間に合わないかもしれない。」
え?なに言ってんの?www
待ってwwアンタまず誘われてないだろww
なんで行こうとしてるんだよwwww
「今日は圭吾と二人のつもりだったから今度でいい?」
会長断った!そりゃそうだよなあ…
「今日行きたい。」
駄々をこねるヤンホモ、今度誘ってもらえただけでも有難く思えよwww
「2人分しか材料無いから無理。」
あっ、会長、圭吾先輩にご飯作ってあげるんだったんスね!
ーーーメシの前に、お前を食べたいーー
みたいなことがあったりして……
「材料は俺の分くらい持っていく。」
マジでかwwヤンホモ必死すぎワロタwww
どんだけ会長のこと好きなんだよwww
「はあ……?なら自分で作った方が早いだろ、料理出来るんだし。」
会長…あなたわかってないな…
このヤンホモあなたのことが好きなんですよ!多分だけど。
「………ちっ…………」
ヤンホモが会長の冷たい対応に舌打ちをしたところで会話終了とみた。
よし。見つかる前に逃げよーっと。
ほんとあのヤンホモ…あの勢いだと会長の家押しかけそうだな…
会長が危険な目に遭いませんように……
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