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Good morning-7※
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「はっ、ぁ...もうっ、それやだ、やめ、ろ」
ついて出てしまうのは、拒絶するような言葉だ。けれど俺は、心底この感覚にもっと酔っていたいと思っている。一織も分かっているから、絶対にその手を止めたりしない。しがみつく俺の髪を宥めるようにそっと撫でながら、熱への愛撫を続けて、意地悪く囁いてきた。
「ホントに嫌ならやめるけど」
「はぁっだめっ、やめんな、」
「ははっ、やめねーよ。ほんとお前、かわいいな」
かわいい、好きだと何度も囁かれる。確かにその度に、下腹部の熱量が上がる。認めざるを得ない状況の中、せり上がってくる射精感に身震いした。
「優、顔上げて。エロい顔、見して」
促されるまま、顔を上げて一織と目線を合わす。切なくて熱っぽい表情をしていた。普段あれだけ強い眼力を備えているはずの目元が、とろんと、濡れて潤んでて。
目が離せなかった。
やばいって。
その目は、ダメだ。ゾクゾクする。
見惚れている間に、一織の手の動きが一際激しくなった。
「は...っ、一織っ...いお、り----」
全身が甘く痺れる。
目の前が、チカチカする。
...?俺、今イってんのか。
あまりに自然なことだったので、よくわからないまま絶頂していて。ただ、俺は瞬きすら忘れて一織の潤んだ目を見つめながら、射精の快感にどっぷりと浸かっていた。
「え、優?お前、イってんの...?」
「っ....、....っ----」
「はっ...エロすぎんだろ......あー...やば、イく---」
一織もそんな俺を満足そうに見つめながら、すぐ後を追うように射精した。どれだけ甘く歪んでも、やはり顔面はムカつくほどに整っている。むしろ色気が匂い立って、たまらなくて。無性にキスしたくなり、顔を引き寄せたら、一織の方から優しくキスしてくれた。
射精の余韻と、キスの心地良さと、心身を満たす幸福感で、頭がぼうっとする。
こんなに幸せで刺激的な朝は、久しぶりだ。
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