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第一章「快楽の香り」《4》
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陰嚢を舌の上で転がしながら、唾液で滑りの良くなったソレを手で上下にすきあげる。余すことなく味わうように、舌全体を使って愛撫していく。
硬く勃ち上がったソレの先端に口付け、舌を絡ませながら、ゆっくりと口の中に収めていく。唾液を飲み込む要領で、少しずつ矢野さんの性器を喉の奥へと迎え入れる。所謂ディープ・スロートと呼ばれる行為。
別にリトにやらせる気はないが、これも一つの勉強だろうと、矢野さんの陰茎を見せつけるように喉奥まで咥え込む。
喉が矢野さんの形にボコッと膨れているのが、外から見てもわかるだろう。
「はっ、気持ちいいよ、レイッ」
矢野さんが切羽詰まったように息を漏らす。
頭を前後に動かして、喉の筋肉で絞り上げるように性器を擦り上げた。反射的に喉の粘膜が収縮し、肉壁が性器にぴったりと密着する。
ずりずりと何度も繰り返し擦ると、やがて矢野さんが堪えきれなくなったように息を詰めた。口の中のソレが大きく脈打ち、鼻の奥に精液の臭いが広がった。
残滓を吸い出しながら、わざと飲み込まずにその白濁を口に含む。
顔を上げれば、生意気にすぐそばまで近づき、前のめりになってこちらを覗き込むリトがいた。こういうことに慣れていないせいか、まるで夢でも視ているかのように、ただじっと見つめてくる。
油断しきっているその胸ぐらを掴んで、そのままバカみたいに開いていた唇に無理やり口付けた。
一拍置いてリトの目が見開かれる。
すぐに何をされるのか察したらしく、逃げようと抵抗する体を勢いよくベッドに押し倒した。覆い被さるように口付けながら、口の中のモノを無理やり、リトの口内に流し込んでいく。
生臭い味が広がったのだろう。すぐに顔をしかめ、泣きそうな目でこちらを見上げてくる。唇を合わせたまま、目で飲み込むように指示すると、その目がさらに大きく見開かれた。
胸ぐらを掴む俺の手首を上から掴んで、振りほどこうともがき始めるが、当然離す気はない。
しばらく渋ったあと、リトは目に涙を溜めながら、意を決したようにゴクッとソレを飲み込んだ。
ギュッと眉間にシワを寄せるリトの口内に舌を割り込ませ、ちゃんと飲み込んだ確かめる。空になっているのを確認してからパッと胸ぐらを離してやると、リトは激しくむせ込みながら転げ落ちるように床に突っ伏した。
「ゲホッゲホッ、ゴホッ、うぇっ」
「あんまりいじめたら可哀想だよ」
咳き込みながら嘔吐くリトを心配しているように言いつつも、矢野さんはその口元に笑みを浮かべ、楽しそうにこちらを見ていた。
特に返事もせずに、涙目のリトを無理やりベッドの上に引きずりあげる。
「コレはなんだ?」
「ぃんぅっ…!」
仰向けに押し倒したリトの上に、覆い被さるように四つん這いに手をつく。片手でリトの下腹部の膨らみを掴むと、悲鳴に近い嬌声があがった。
「生意気だな?」
「ご、ごめんなさッ……」
涙に濡れた目でこちらを見上げるリトに、ゾクッとしたものが湧き起こる。足を閉じ必死に身を捻るリトを他所に、後ろから矢野さんが俺の腰に手を添えた。
これから訪れるであろう刺激と、犯される俺を真下から見たときのリトの反応を想像して、思わず笑みが浮かぶ。
硬くなった矢野さんのモノが、ゆっくりと俺のナカを割り開き始める。その感覚に身震いしながら、すぐ下で小さく縮こまり、顔を真っ赤にしているリトを見下ろした。
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