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第二章「発情の香り」《3》
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単純な動きでチロチロと行ったり来たりを繰り返し、少しの唾液が俺の下着を濡らす。
「もっとヨダレ出して、布越しに味わうみたいに舐めろ」
もたつくリトに指示を出しながら、必死に舌をのばしている様を見下ろした。
確かに、高い金を払ってこんな子どものお遊びみたいなフェラをされたら、蹴り倒したくもなるな。
心の中でそう思いながら、一生懸命俺の性器を舐めるリトにため息がこぼれた。
「もういい。今度は直接舐めて」
このままでは埒が明かないと思い、先を促す。リトはゴクリと生唾を呑み込むと、言いつけ通りに手を使わずに歯で下着をおろした。
しかし、リトは顔を出した萎えたままのペニスに眉を寄せると、逃げるようにソコから顔を離す。
仕方なくまた後頭部を押し、強制的にグッと近づけさせれば、俺の膝に置かれていたリトの手が小さく震えたのがわかった。
黙ったまま様子を見ていると、リトは俺の顔をチラチラと見上げながら、先程と同じように恐る恐るソレを舐めだした。
期待はしていなかったが、だいぶ下手だ。
いかにもこういう経験が疎そうな顔立ちも相まって、客の加虐心を煽りやすいのかもしれない。
ピクリとも反応しない俺のモノにどうしていいかわからないのか、リトの目が忙しなく泳ぎ始める。
ガッ──
「ッ、……」
焦ったのか亀頭に歯を当てられ、思わず顔をしかめた。泣きそうな顔をしたリトがすぐに口を離して、こちらを伺いみる。
「ご、ごめんなさいッ……!」
「……ふぅ」
特に怒るでもなく、慣れているといえば慣れているその痛みをやり過ごした。深く息を吐き出してから、努めて穏やかに言葉を紡ぐ。
「俺はどうやってた?」
怯えるリトの頬に手を添え、優しく顔を近づけさせる。
「俺がやってたみたいにやってごらん」
リトは俺の性器に顔を近づけながら、困ったように視線を彷徨わせた。しばらく考えるような素振りを見せたあと、再び俺の膝に手をつきながら、意を決したように唇を近づけてくる。
相変わらず泣きそうな顔をしながら、亀頭にそっと口づけると、そのまま上から下にねっとりと舌を這わせていく。
「そう。それから?」
褒めるようにリトの頭を撫でる。
リトは「えっと…」と小声で呟きながら、俺の陰嚢を唇で食むように刺激した。温かい舌が性器を這う感触に、なんとも言えない感覚が湧き起こる。
先端の割れ目を舌でなぞられ、下腹部に熱が集まるのを感じた。
俺のモノがゆるりと頭をもたげると嬉しくなったのか、リトは味わうように更にソレを舐め続けた。
夢中になって顔に似合わないモノへと舌を這わせる姿は、意外とクるものがある。
「いいよ、咥えてごらん」
必死に舌を動かしていたリトが一瞬だけこちらを見上げる。それに応えるように優しく言うと、リトは恐る恐る俺のモノを口に含んだ。
さっきのことがあってか、リトは歯が当たらないように慎重に奥へ奥へとソレを進めていく。慣れない動きで口を僅かに窄《すぼ》め、唾液を塗りつけるように舌を絡めてきた。
「んっ、んぅ……」
上手く息継ぎができずに、リトの口から苦しそうな声が漏れ出す。時間が経つにつれ、口端をポタポタと唾液が伝い落ちていった。
トロンと潤んだ目をしたリトは、俺のモノを口に咥え込みながら、恐らく無意識に腰を揺らし始める。リトの陰部がピンッと張り詰め、ズボンを内側から押し上げているのが容易に想像できた。
舌で性器のシワをのばすように、拙いながらに賢明に舌を這わせていたが、やがて疲れてきたのかその動きが緩慢になり始める。
仕方なくリトの顎を下から掴み、口と性器の隙間から中に親指をねじ込んだ。
「んぐッ…、」
驚いた顔をするリトの口から、完勃ちとまではいかない自分のソレを無理やり引き抜く。性器がリトの唾液で光り、糸を引きながら離れた。
それをリトが寂しそうな目で見ていたことに少し驚きながらも、だらしなく開いたままの口内をもてあそぶように指で中をかき回す。
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