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第二章「発情の香り」《6》
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「イイよ……ちゃんと気持ちいい」
褒めるようにすぐ目の前にあったリトの唇へ軽く口付ける。リトは目を大きく見開くと、恥ずかしそうにしつつも嬉しそうに頬を緩めた。
大きな動きで何度もソレを擦り付けていたリトが、徐ろに俺の肩におでこを乗せる。何をするのかと見ていると、顔を隠すようにうつむき、躊躇うような動きで手を持ち上げた。
その手は、先程俺がやったように二本の性器を包み込むと、ゆっくり上下に動き始めた。
「ふっ……」
「……?」
思わず笑いが込み上げる。リトにうかがうようにチラッと顔を見られ、堪えきれずに顔を逸らして小さく笑った。
「なに……」
「いや、何でもない。……続けて?」
笑われたのが恥ずかしかったらしく、リトは拗ねたように眉を寄せる。笑った口元をそのままにして言うと、ますます不満そうな顔をした。
さっきまであんなに嫌がって逃げようとしていたくせに、すっかり快楽の虜になっている。
まるで小さい子どもが新しいオモチャに夢中になるかのように、リトが恍惚とした表情で二本の性器を擦りあげるのを静かに見守る。
俺に寸止めされたせいか、自分でぐちゅぐちゅと擦りながら、苦しそうに息を吐き体をビクビクと震わせる。
「もッ……いい?」
やがて堪えきれなくなったのか、俺の肩に甘えるように擦り寄ると、熱い吐息を吐き出した。
切羽詰まった声でそう聞くリトの耳元で「いいよ」と笑えば、一瞬息を詰めたリトがどぷッと熱を吐き出した。
「ぁッ──…! んッ…はぁ…はぁ…」
ぐったりと俺に体重をかけて、ゼェゼェと荒い息を繰り返すリトの頭に手を回し、わずかに汗ばんだ後ろ髪を撫でる。
数秒だけ待ってやってから、そっと空いている手を下腹部に滑らせた。脱力した体に追い打ちをかけるように、白濁に汚れたリトの性器と自分のソレを再び手で包み込んだ。
「ひゃぅッ…! や、やらッ今、触んないでッ…」
イッたばかりで敏感になったソコを白濁の滑りを借りて、手のひらで揉みこんでいく。肩を掴んでいたリトの手がしがみつくように力を強めてきた。
「俺がまだイッてないだろ」
「あッやら、やらぁッ……!」
中途半端に勃起したままの自分のソレと一緒に、容赦なくリトのモノを擦り上げる。リトは唇を震わせながら、舌っ足らずに喘いだ。萎えていたリトの性器があっという間に熱を取り戻し、ダラダラと先走りを流し始める。
イヤイヤと襲い来る快感に首を振りながら、それでも動きを止めない俺の手を止めようと手をのばしてきた。その手を掴み、無理やり性器を握り込ませ、逃げられないように上から押さえつける。
「ココはこうやって擦るんだ」
嫌がるリトを無視して、強制的にその手を上下に動かす。
「…ッ…あぅ、ぁッ…」
強弱をつけて陰茎を手のひらで擦り、親指で先走りを垂らす亀頭を撫でる。だらしなく開いたままのリトの口からポタッと唾液が落ちた。喘ぎながら段々と焦点の合わなくなってきているリトに、仕方なく細かいことを教えるのは諦め、刺激する手を早める。
「あっ、うッ…ン、んぁッ」
もはや制止の言葉すら紡げなくなっているリトの口端にキスをし、伝っていた唾液をほとんど無意識に舐め取った。
体を強ばらせビクビクと震えるリトが、再び息を詰め熱を吐き出すのと一緒に、俺もようやく精を吐き出した。
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