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第三章「痛みの香り」《13》
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尿道に深々と刺さったブジーが、精を吐き出すのを邪魔する。
「はッ、あぅ、ぁッ…ぐ……」
後ろに挿れられたローターが規則正しいリズムで振動しながら、前立腺を押し潰し、そのたびに吐き出せない熱が下腹部にぐるぐると渦巻いた。
「も、……出させてッ」
俺を組み敷くこの男にそんな優しさがないことなど分かりきっていたが、何度もナカで絶頂を迎えたせいで、蓄積されている精を吐き出したくて仕方なかった。
「ぁは、い〜い声」
タバコを吸いながらこちらを眺めていたアオさんが、恍惚とした表情で笑う。棚の上の灰皿でその火を消すと、静かに煙を吐き出した。
近づいてきたアオさんが、仰向けに寝ている俺の左足を持ち上げる。そのまま足を肩に担がれ、躊躇いもなくソコに性器を突き立てられた。
「ぁぐッ──」
ローターが中に入ったまま、アオさんの凶器のようなソレが、深々と肉壁を押し広げていく。キツく目を閉じ、強烈な圧迫感をやり過ごすも、目の奥がチカチカと光った。
背中で両手に手錠をかけられ、体を揺すられるたびにガチャガチャと金属音が響き渡る。自分の身体の下敷きになった腕が鈍く痛んだが、ナカに押し入ってきた圧迫感がすぐにそれをかき消した。
「イヤだ……ッ!」
襲い来る強烈な快感から逃げるようと上に這いずるが、すぐに腰を掴む手に引き戻される。ぢゅぷッと卑猥な水音を立てて後孔を出入りする性器が、ナカのローターをどんどん奥へと追いやってしまう。
奥の方のわずかに狭くなっている結腸の入口を無理やりこじ開け、ズブッという感覚と同時にローターが入ってはいけないところまで入ってしまったのを悟った。
「ぁぐぅッ…!!」
背骨を伝う機械の振動が、神経を無慈悲に刺激する。逃げることもできないまま、何度目になるかわからない絶頂に声が上擦った。
達したところで何も吐き出すことはできず、快感の波はすぐに戻ってくる。
「ほらッ、奥にたっぷり出してやる……ありがたく飲み込めよ」
とっくに受け止めきれる快感は超えていて、頭は真っ白に染まり、口から唾液が垂れた。当然、抵抗なんてできるわけもなく最奥に熱が注がれていく。
「はッ、あ、ァ……はぁッ」
たっぷりの白濁を俺の中に吐き出し、ズルッと音を立てて性器は抜けていった。
その刺激にすら声が漏れ、ゾクゾクと背筋が痺れる。結腸にローターが栓をしてしまったのか、後孔からは何も流れ出ては来なかった。お腹がボコッと膨らんでいるような感覚がする。
未だに射精は許されず、下腹部には不快感が残されている。ローターは、相変わらず規則正しく振動し、反射的に後ろを締めつければより強く存在を感じた。
「気持ちいいなぁ、レイ?」
「あ゛あぁッ……!」
アオさんが笑いながら、こちらを見下ろしてくる。楽しそうに性器に刺さった無機物を指で弾かれ、思わず悲鳴のような声が出た。
「出したいか?」
アオさんの言葉に、ほとんど無意識にうなずく。何度も首を縦に振り、早くこの拷問を終わらせてくれと願った。
身体を横に向けて丸め、とにかく熱を外に出したくて足をモジモジと動かす。不意に下腹部へアオさんが手をのばしてきたかと思うと、刺さっていたブジーをいきなり引っ張られた。
「なッ、ぐゥッ…! やめッ……!」
浅いところまで引き抜いては、またすぐに奥まで突き入れられる。容赦なくそれを繰り返され、強烈な排尿感と絶頂が押し寄せた。
逃げようと足をばたつかせたが、大きな手に簡単に動きを封じられてしまい逃げられない。
「こ゛われるッ…! 壊れるか゛ら゛……!」
気づけば、真っ白になった頭で無意識に叫んでいた。
強すぎる刺激に呼吸もできず、意識が飛びそうになる。しかし、慣れた手つきでギリギリを彷徨うように動きを調整され、それすら許されなかった。
「ッ──」
喉を仰け反らせ、目も口も開いたまま、何度目になるかわからない絶頂を迎えた。
アオさんがようやくソレを抜いたときには、感覚が麻痺した性器からダラダラと白濁が流れ続けていた。
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