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第七章「嫉妬の香り」《15》
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ゴシゴシと目を擦りながら、レイさんと向かい合うようにベットの上に座る。
「でも、レイさん……オメガを抱くの嫌いなんでしょ……」
たぶん、自分のお母さんとのことを思い出すから。
でも、だったら俺と付き合ってること自体、レイさんには重荷になってるんじゃないの……?
「……お前は別」
呆れたようにため息を吐くレイさんに、心臓がギュッとなる。
「じゃあ、なんでユズハルって人のことは抱いたの」
自分でもわかるくらい拗ねた声だった。
ユズハルって人も“別”なの……?
ずるずると鼻をすすりながら、胸の中にあったモヤモヤをぶつけるようにレイさんを見る。
元はと言えば、あのユズハルって人が『俺でもレイさんに抱いてもらったことあるのに、付き合ってるやつがセックスしたことないわけないもんね〜?』と絡んできたことが火に油を注いだ。
あの人も自分はΩだと言っていた。なら、レイさんはあの人のことを抱くのだって嫌だったはず。
俺の視線に、レイさんはまた呆れたようにため息を吐いた。
「……それ、ユズハルに聞いたのか? アイツは俺に金を払った。だから、客として扱った。それだけの話だ」
眉間にシワを寄せ面倒そうに吐き捨てるレイさんに、思わずムッとしてしまう。
何それ。
「じゃあ、俺もお金払えばいいってこと? お金さえ払えば、レイさんは誰のものにでもなるの?」
勢いで口走った言葉に、レイさんの表情が一瞬で消えた。さっきまでの態度が嘘のように、また俺に向けられる視線が冷たくなる。
ヤバい、と本能的に悟ったときには、再びベットに押し倒されていた。
─レイside─
押し倒したリトの目が、これでもかと言うほど見開かれる。
気が変わった。
本当は二度と怖い思いなんてさせないように、リトが自分から俺を求めてくるまで、待っているつもりだったのに。
「レ、レイさん……?」
不安そうに揺れる瞳と目が合う。レイプしか知らないこの子どもに、本気の“快楽”を教えてやりたくなった。
「ぁ、ぅ…だめッ……」
服を全て脱がせ、露わになった胸の突起へ舌を這わせる。淡いピンク色をしたソコを吸い上げれば、リトは気持ちよさそうに甘い声を漏らした。
鎖骨の下には、ついさっき俺がつけた痛々しい傷が赤く熱を持って存在を主張している。悪かったと思う反面、このバカがまた同じことをやったら、たぶん同じことを、いやそれ以上のことをする自覚がある。
緩く反応している陰部を隠すように、リトの足がもじもじと動く。
「レイさ……んッ」
熱を孕んだ瞳が、何かを期待するようにこちらを見上げてくる。その視線に気づかないフリをして、下腹部の熱には触らず、ぷっくらと膨れ上がった乳首を指で転がした。
「んッ、ぅ……」
カリカリと爪でやわらかい肌を引っ掻き、時折ゴリッと指の腹で押しつぶす。顔を真っ赤にしながら唇を噛み締めるリトは、堪らなく愛おしかった。
俺の手で汚してやりたいと思う気持ちと、何も知らない無垢なままでいてほしいという気持ちが、両方ある。
「はッ…あぅ……」
首元からゆっくりと下へ、唇で肌を辿っていく。胸を過ぎ、みぞおちを通り、まっさらな腹部へキスを落とせば、組み敷いている身体はビクビクと震えた。
やわらかい肌を吸い上げると、簡単に俺の痕が残る。そのたびに愛おしさが増して、何度も何度もリトの肌に色をつけた。
そのわずかな痛みにさえ敏感に跳ねる身体は、俺に与えられる刺激を余すことなく受け入れる。
勃ち上がったソレを隠すように閉じていたリトの足を開かせる。恥ずかしそうに自分の顔を手で覆ったリトに、フッと笑いが込み上げた。
太ももを手で押せば、ビクビクとしながらも従順に足を開く。露わになった性器はピンッと上を向き、先端の割れ目からポタポタと先走りを溢れさせていた。
「あうッ……!」
小さく震えているソレを口に含むと、待ち望んでいた刺激にビクッとリトの腰が跳ねる。
「ぁ…ぐッ、だめッ……」
ねっとりと舌を絡めながら、シワをのばすように舌を這わせた。
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