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過去と君2
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やがて春から夏になり、夏から秋になった。
その間俺はずっと咲良と一緒にいた。
初めて信頼できるヤツが見つかった。
こんなに素直なやつを俺はしらない。
いつのまにか、
咲良が俺の中で大切な存在になってたんだ。
地毛の茶色い癖っ毛とちょっと低い身長、男女共に好かれる性格、可愛らしい顔。
その咲良という存在が俺を支配したのだ。
好きだと気づくのに時間はかからなかった。
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ある日、
「俺っ…1人になっちゃったよ…」
弱々しく笑う咲良が言った。
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