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Ⅲ
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「いいぜぇ? 童貞卒業したいんだろ、童貞ストーカーくんよぉ」
「……っ!」
完全に煽られている。顔が、身体中が燃えるように熱い。皆森は激高に身を任せて、もう片方の細い手首も捕まえると、上半身ごとテーブルに押し付けた。
「おい、ちょっ……」
木の脚が床に擦れた音と、背中を軽く打ち付けた音が響く。
驚いたような表情の滝野川を見下ろして、皆森は体を密着させていく。素肌のまま無防備に開かれた腿の間に脚を入れると、布の奥で膨れ上がった肉塊に触れた。
「……っ」
動揺の映った瞳が細められる。僅かに喉を鳴らした滝野川を見つめながら、皆森は腿を更に押し付けて下半身を密着させた。
「勃ってますよ、ここ」
「さっき不完全燃焼だったから……しゃあねえだろ」
強く握り締めていた手のひらを脱力させた滝野川は、視線を逸らしながら弱々しい口調で吐き捨てる。
「……そんなこと言って、本当はずっと俺に触って欲しかったんじゃないですか?」
机に押し付けていた左手首を解放すると、皆森は右手で滝野川の下半身を弄る。
「はぁっ? ちげぇ……しっ……」
「じゃあなんで、散々馬鹿にしてきた俺なんかに触られて感じてるんですか?」
ヒョウ柄のボクサーブリーフ越しに熱い塊へ触れると、滝野川は焦ったような掠れ声を上げた。
「あっ、待て……」
「こんな無防備な格好して、誘ってるとしか思えないですよ」
熱の集中した根本から弾力のある先端まで布越しに隆起した形を確かめながら、皆森は手のひらで包んだ欲望を上下させていく。
「う、あ……っ」
泣き出しそうに潤んだ瞳が、バツの悪そうに皆森を捕える。普段の威勢の良さはどこへやら、滝野川は悩ましく身を捩りながら湿った息を漏らした。
逃げるようだった体の動きは徐々に皆森の手に縋るように揺れていく。緩慢な動きに翻弄されて体積を増した淫棒の先からは蜜が染み出し、布越しに皆森の指先へと伝わった。
「もう染みになってる……いやらしいですね」
「うるせ……っ、あ……」
筋張った脚の付け根を辿り、派手なパンツの裾から指が侵入すると、滝野川は歯切れの悪い悪態をつきながら身体をピクリと震わせた。
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