アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Ⅳ
-
皆森の指先は柔らかな睾丸から膨張して筋張った幹へと伝っていく。窮屈そうに布を押し返す湿り気のある先端を辿り、淫らな蜜を指先に絡めながら這い回る。
「感じやすいんですね。もうヌルヌルだ……」
「やっ……言うな……っ……」
滝野川は荒い息を吐きながら、時おり身体をもどかしげに捩る。執拗な愛撫に下半身を大きく揺らしたとき、膝に皆森の怒張が触れた。
「は……オマエも、勃ってるじゃねえか……っ」
「勃ちますよ、こんな姿見せつけられたら、そりゃあ……」
消え入りそうな西日が微かにカーテンから漏れるだけの薄暗い中、皆森を見上げた滝野川は犬歯を覗かせてニヤリと笑った。
「シてやるよ、ちんこ出せ」
「なっ、え…………ちょっと」
滝野川は皆森の腕を押しのけて机の上から起き上がる。及び腰になった皆森の下半身を制服の上から弄り、ベルトとジッパーを外す。鈍い金属音とともに紺色のズボンが床に落ちると、盛り上がったトランクスがあらわになった。
遠慮なくトランクスをずり下ろした滝野川は、腹に付きそうなほどにそそり立った欲望を見ると嬉しそうに言った。
「童貞のくせにいいモン持ってんじゃねえか」
隆起した筋を辿るように指先で触れると、その場に膝をついて劣情と愉悦の混じった瞳で皆森を見つめ上げる。
「待っ……」
皆森が反射的に腰が引けるのを逃さぬように、両手で幹を支えながら一気に咥え上げる。未知の痺れがゾワゾワと身体中を駆け巡り、皆森は思わず息を飲んだ。
「っ……」
そんな反応を楽しむように、滝野川は皆森を見上げて目を細めながら口いっぱいに頬張ったものを上下させていく。
ぎこちない動きで時おり鋭い歯が当たりながらも懸命に愛撫する滝野川の姿に、皆森は肉体的快感以上の興奮を覚えていた。
ずっと目で追っていたクラスメイトのヤンキーが、目の前で跪いて自分のペニスにしゃぶりついている。信じられない倒錯的な光景に、今にも達してしまいそうになる。
滝野川も口淫しながら欲情を募らせているようで、潤んだ瞳で皆森を見上げながら猫のように喉を鳴らした。
「ふ……く……っ」
「も、いいです。それ以上は……」
「ほのまま、ひってもいいぜ?」
脳が蕩けるような快感から自らを引き離すように、皆森は目の前で揺れる茶髪に指を絡めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 10