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Ⅶ
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扇状的な反応に煽られるようにぬるぬると滑る体内を二本の指で探っていくと、弾力のある胡桃大の突起に触れた。
「はっ、そこ……ぁああ……っ!」
大きな嬌声を上げた滝野川の体が電流に打たれたように大きく跳ねる。皆森は探り当てた箇所をつつくように擦り上げていく。
「ここがいいんですか?」
「あっ、いい……っ、やばい……」
弱い箇所を指の腹で撫でられる度に、滝野川は身悶えしながら、より一層甘い嬌声を上げた。
快楽に腰を振る度に、蜜をたらたらと垂らした陰茎がしなりを上げて揺れる。それと同様に皆森の雄もはち切れそうな程に昂り、身体中が熱と欲望に取り憑かれていた。
男女問わずの取り巻きと共にクラスの中心にいる滝野川が、カースト最底辺である自分の手の中で淫らに喘いでいるなんて誰が想像しただろうか。こんなにも可愛くていやらしい滝野川の姿を自分だけが知っている。そんな優越感が更に皆森を興奮させた。
更に薬指も増やして挿入しながら、皆森は言う。
「初めてなのにこんなに感じるなんて淫乱ですね……三本目もずっぽり飲み込んでますよ」
「も、やだ……あっ……」
泣き出しそうな声を上げた滝野川は、身体に力が入らないようで机にへばりつきながら小刻みに腰を痙攣させている。更にいじめたくなって、皆森は言葉で責め立てる。
「女の子とするときも、こんなに可愛い声出すんですか?」
「んなわけねぇだろっ、こんなねちっこく触ってくるの……オマエしかいねぇよ」
「嬉しい……もっと可愛い声、聞かせてください」
皆森は体を屈めて耳元で囁き、机にしがみついた掌に指を絡めた。
熱い体に身を寄せて、敏感な箇所を確かめるように何度も抽挿を繰り返す。
滝野川は完全に腰が抜けたようで脚を震わせながら、やがて声にならない声を上げた。
「や、焦らすな……もう……挿れろよ、早く……っ」
「……そんな風に言われたら、俺ももう限界です」
皆森は思わず息を飲んで、逸る気持ちでベルトが外れたままのズボンとトランクスを下ろした。テーブルの上にあるコンドームの袋に手を伸ばすと、汗ばんだ手に腕を静止されてしまう。
「そのままで、いいからっ」
「駄目ですよ、ちゃんとつけないと」
皆森はそう言って不慣れな手つきでパッケージを切り取り、一つの小袋を破く。
知識としては知っていても、実物を手に取るのは初めてだ。包まったゴムを手に取り、怒張の先端へと被せようとするが、焦りとローションで手が滑って上手く装着できない。
「あーもう、俺がつけてやるよ」
見かねた様子で振り返った滝野川が、器用な手付きで先端を包んでゴムのリングを巻き下ろしていく。
「すみません……」
「わりぃ、ちょっとサイズちっちゃかったかも」
根本まで装着させると、上目遣いの三白眼が皆森を捕らえた。焼け付くような視線に心臓をギュッと掴まれる。
皆森はなにか思考する余裕のないまま半開きの柔らかな唇を塞いで、頭を支えながら机の上に押し倒した。
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