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〔 彼方 side 〕
腰と尻が死んだ 。
出し続けたちんこも痛くて 、 俺はうつ伏せになって唸ることしかできない 。
対する凛はあんだけ出しといて元気だ 。
鼻歌なんか歌って 、 超ご機嫌 。
「 …… もう日付変わってるし 。 」
凛 : 「 お前がもっとって強請るからだろ 。 」
「 そ 、 そんなこと言ってない! 」
大声出すと腰に響くから嫌なんだよな〜 。
なんて思いながら凛を睨むけど 、 本人はなんのその 。
俺が半分まで飲んだ水を飲みながら 、 遠くを見て嬉しそうにニヤついている 。
まぁ 、 楽しそうでなによりですけど 。
それにしても今日は激しかった 。
俺が泣いても興奮するって言って止まらなかったし 、 ほんとに腹が膨れるまで中に出してくるし 。
ちゃんとした恋人になって初のセックスだったのに 。
激しかっただけで 、 ちゃんと俺のことを考えて丁寧に抱いてくれたと思う 。
そこは感謝しかないけど … 。
凛 : 「 …… なんだよ 、 そんなに見つめて 。 まだ足りねぇの? 」
ほんっとに鬼だ 。
俺だって気持ちよくて強請ったけど 、 それとこれとは別だし 。
このままだと 、 俺の腰はバキバキになって砕けるかもしれない 。
「 … 疲れたから 、 寝たい 。 」
凛 : 「 明日も早いからな 。 そっち詰めろよ 、 壁寄って 。 」
上半身裸のまま布団に潜り込む凛 。
程よい筋肉が羨ましくて 、 思わず手が伸びる 。
俺は筋肉も脂肪も付きにくいから 、 すごく羨ましい 。
こんな身体の持ち主に抱かれてたなんて … 。
さっきまで与えられていた快感や 、 凛の息遣いと甘い声を思い出して一人で悶えた 。
そんな俺を呆れた目で見つめるから 、 悔しくなって背中を向けてやった 。
凛 : 「 お前さぁ 、 俺を煽るなって言ってんの分かんねぇ? 」
「 …… なにが 。 」
むすっとしながら答える俺を背中から抱きしめて 、 うなじに唇を寄せた 。
擽ったさにピクっと震える 。
そこは凛から与えられた噛み跡とキスマークで悲惨な状態のはずだ 。 後ろ髪で隠れるか隠れないかギリギリのところだけど 、 俺は特に気にしていない 。
凛も気にしていないみたいだから 、 遠慮なく俺も噛んだけど 。
暖かな体温と甘く低い声 。
そんなものに騙されて照れる俺は 、 かなり凛が好きみたいだ 。
凛 : 「 可愛いことすんなよ 、 まじで勃つから 。 」
「 は 、 はぁ!?ふざけんな 、 離せ〜!!! 」
凛の腕の中から抜け出そうともがくけど 、 がっちり締められたらそれも虚しい 。
俺の尻にあたる硬いものはなんだろう 。
分かってるけど分かりたくない 。
これ以上はやばいと 、 馬鹿な俺でも分かる 。
仕方がないから大人しく身体を丸めた 。
「 …… ダメだ 、 今日はもう寝る 。 」
凛 : 「 は?俺のこれどうしてくれんだよ 。 」
「 じ 、 自分で処理しろよ 。 てか押し付けんな!! 」
凛 : 「 もうしねぇから動くな 。 放置しとけば収まる 。 」
後ろでため息を吐かれた 。
いやいや 、 俺がため息吐きたいんだけど 。
とんだ変態を好きになったみたいだな 。
凛の匂いに包まれて 、 とくとく動く心臓を背中に感じた 。 身体の疲れがドッと出て 、 瞼はだんだん下がっていく 。
いろいろあったな 、 今日は 。
凛 : 「 …… おやすみ 、 彼方 。 」
「 ん … おやすみぃ 、 凛 。 」
最後の力を振り絞って 、 俺は凛の胸の中に飛び込んだ 。 それから背中に腕を回して 、 ぎゅうっと抱きつく 。
あぁ 、 安心する音だ 。
意識が遠のく中で 、 凛の心音だけが俺の耳に響いた 。
暖かくて 、 心地がいい音 。
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