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一章五話 開かれた身体
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時間をかけて少年の尻穴は男の指が三本入るまで拡げられた。
穴は真っ赤に腫れている。最初こそ少年は痛みを感じていたが、前立腺を擦られる違和感の方が強い。喉に何かがせり上がってくるような気持ちの悪い感覚だ。
性的な快感を感じる事なく、不快な気持ちのまま身体の中を弄られる。
逃げ出したくても逃げられない状態で、我慢をするしかない。少年は何も感じないように心を殺した。
捕まるまでは活発なサッカー少年だった。学校でも友達は多い方だし、クラスでも目立つ方であった。
だが、もう明るかった少年はいない。
「そろそろチンポをくれてやるぞ。ほら下さいって言えよ」
「……──」
ボーッとしたまま口を開くことすらしない少年に、男は臀部を平手で叩いた。パァンと音が響く。
「なんとか言えよ! オイ!」
何度も尻を叩かれ、尻は赤くなる。とうとう少年は泣き出してしまった。
「うわぁぁぁんっ! やめてよ、やめてよぉ!」
「なら言えよ! お兄さんのチンポ下さいって、言えよ!」
「グス……お、おに……さんの、チンポ、下さい」
「いいぜ、くれてやる」
固く大きくなった男性器を、まだ小さな少年の尻穴にあてがい、ゆっくりと身体を沈めていく。
カリ首の部分まで入れてしまうと、後はスムーズにズブズブ入っていく。
腸内に異物を詰め込まれた圧迫感で、少年は息をするのも苦しそうに浅い呼吸をした。生理的な涙が零れる。
「お前は、これから、毎日こうやって、チンポ漬けになるんだよ。今から慣れておけよ」
性器を抽挿させると、少年は「あっあっ」と声を漏らした。痛みを耐えているのだ。快楽は一切感じられない。
「ひぃうぅっ、ひいっ、あっ、あぁっ……ひぃっ、グスッ、うぅぅ」
性行為の多少の知識はあったが、男同士でも出来るという事は知らなかったのだ。男が何をしているのかよく理解出来ていないが、尻の中で射精された事で自身が穢されたと理解した。
ようやく終わったと思われたが、少年が知らない内に部屋の中には男が二人増えており、後孔から男性器を抜かれてすぐに別の男性器が入れられた。
「かはっ……」
先程までの男より太さも長さもあり、息が詰まる。
それだけでなく頭を支えていた枕部分が外され、首を仰け反らせて頭を下に向けられると、他の男の男性器で口が塞がれた。
上も下も男性器で埋められ、抽挿される。
「ううぅぅぅっ!! んんんんっ!!」
一人が射精をすると別の男が入ってくる。地獄のような時間は、少年にとっては終わらないのではないかと思う程、かなり長い時間に感じられた。実際は三時間くらいだったが。休憩時間を挟むと、また違う男達に回される。
少年達が逃げた時に見張りをしていた肥満の男もいた。彼は最初から少年に目を付けており、執拗に少年の乳首やペニスを口で舐った。
何度も責められ、精通していなかった少年はついに射精をするようになった。
そんな調教は三日も続いた。少年の精神を堕とすには十分な時間であった。
四日目は、医師に身体検査をされた。持病がないかの確認等が主だ。そのデータはオークションに参加する者に配布されるのだと、最初に調教を始めた男が少年に話した。
それが終わると、耳にピアスを付けられた。ブルーの石が飾られているが、その石にはGPSの機能が付いている。万が一逃げた場合、捕えられるようになっているのである。
「このピアスは取れないように接着してある。もうお前は逃げられないし、例え逃げられたとしても、お前と関わった者は全て殺される事を忘れるなよ」
「……はい」
少年は脅されても、もう頷く以外の反応を示せなくなっていた。
その日の夜はその建物に滞在する最後の日だからと、複数の男達に執拗に犯された。
人形のように反応のない少年は、身体を使われているだけの状態となっていた。
そして、捕らわれて五日目。人を売買する闇オークションは開催された。
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