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バスTime
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何だか色々と«してやられた»感が拭えないが、取り敢えず今は風呂だ、とテーブルの上を片付けベッドを«それなり»に支度する。
自分の部屋着と下着、折原の着替えは無いのでバスローブを用意した。
──ガチャ──
『失礼しまーす。』
「ふっ。お前ん家の風呂だろ?」
『でも…何となく?』
折原は既に湯船に浸かっており、ほんのり上気した肌に髪から滴り落ちる水滴が、妙な色気を醸し出しドキドキする。同じ男子高校生で年齢だって1つしか違わないのに、この体格差はなんだろう。
『先輩って何かスポーツしてたんですか?』
「バスケと野球は小・中とやってたな。あとは幼少期からずっと合気道をやってるくらいか…。」
『合気道ですか?!』
「あぁ。祖父の影響だ。」
〘合気道って何となくテレビで見たコトあるけど……あっ!〙
『もしかして駅でナンパ男ひっくり返したのも合気道の技ですか?』
目にも止まらぬと言うか、あまりにも見慣れない動きをしていたのでイマイチ何が起こったのか理解が追いつかなかった純直だが合気道と言われて合点がいった。
「そうだな。受身も取れない相手に本来やってはいけないのだろうが、純直の可愛い顔に見蕩れていて、初動が遅れてしまって躱す動作よりも、無意識に……悪いコトしたな。」
〘悪いコトしたって顔してないよ?〙
『びっくりしました。合気道って難しいイメージがあるし身近に感じた事がなかったので。』
「まぁ合気道にもいろいろあるながな。お前は何かスポーツやってないのか?」
『うーん。特には…スポーツって言うかジムには行ってますよ。運動って言うよりスタイル維持ですね。』
やはり男なので女性らしい身体のラインを維持するのは大変だ。身体の創りは男なのだから運動すれば筋肉も多少は付く。しかし読モとは言えモデルをやっているしプライベートで女装する事もある。
ジムでは主にヒップラインとウエストラインを綺麗に保つ様に指導してもらってる。そのお陰でボディラインがハッキリわかる様な服もキッチリ着こなせる。
「純直はスタイルも良いし肌も綺麗だな」
すっかり洗い終わった純直の腕を不意に掴み浴槽へと導く。後ろから抱き竦める様に腕を回し純直の肌を堪能する。
『ン…先輩。くすぐったいですょ……』
「同じ男なのにお前の肌は、なんでこんなに柔らかいんだ?柔らかいのに弛んでなくてキレイに水も弾く…」
『あっ……ンーン……んっ……』
左手で腰の辺りをさわさわしながら右手で乳首をこねる。途端に声が甘くなり、首筋を舐め上げ軽く肩に歯を立てる。
首を反らし喉をさらけ出すと、顎を取られ唇が重なった。
チャプチャプと湯船が小気味よく音を立てる、その上にクチャクチュ…ピチャジュッと厭らしい音が重なり甘い吐息と小さな喘ぎ声が響く。
『ン…先輩。逆上せちゃう……』
「ベッドまで待てるか?」
『意地悪しないでください…準備しますから。』
「そうだったな。」
『先に寝室でゆっくりしててください。すぐ行きますから。』
「あぁ。待ってる。」
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