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君と花束3
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この花は覚えている。
あの日、咲良さんに渡すつもりだった花だ。
花なんて詳しくなかったけど、繊細なこの花を見た瞬間コレだと思った。
「これは、スターチスの花だね」
俺の横で花の前にちょこんと座った凪斗さんは俺を見上げて喋る。
「君があの日買って行った花だね」
覚えてたのか。
花屋って人が買って行った花を一々覚えているのか?疑問に思う。
でも、まぁこんなにいい人だからそういう面も几帳面なのかもしれない。
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