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君は花1
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あれから泣き止み落ち着いた凪斗さんと手をつないでFloraへ戻った。
その間ずっと無言だったが、とても心地いい雰囲気で黙っていてもお互いの温もりで満たされていた。
Floraに戻ると咲良さんが花に水をあげていて、俺達に気づいておかえりと言ってくれた。
手を繋いでいる俺達に少し驚いていたが、すぐに優しく微笑みながらもう一度おかえりなさいと言ってくれた。
泣き虫なのか凪斗さんはそこでも泣き出し、俺と咲良さんで慰める。
凪斗さんの目元を咲良さんが拭いながらよしよしと頭を撫でている。
咲良さんは俺の過去、凪斗さんは俺の現在であり未来だ。
そんな2人が並んでいるのを見ると俺は、ふっと笑みが零れた。
とても温かい気持ち。
こんな気持ち初めてだ。
凪斗さんありがとう
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