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お風呂
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「広い・・・」
「部屋に風呂はないからな、皆入りに来るんだ」
「へぇ〜・・・シアンもう下ろしてくれよ!」
「走るなよ?」
「わかった。」
だだっ広い場所だ、タオルが置いてある、でっかい鏡もある、いい匂いがする。
「パピー、ここが脱衣場、服を脱いだりする場所、その扉の向こうがお風呂だ、汚れを落としたり疲れを癒したり、湯船、お湯に浸かったりする」
「おゆ?」
「温かい水の事をお湯と言う」
「なるほど、俺今まではホースの水とか川とかゲリラ豪雨とかだったから…へぇ、あったかいんだ。」
「・・・。」
あれ、表情が暗いな
変な事言ったかな、うーん、、、。
「さ、行きなさい」
「ぅ、えっ、ちょっシアン!」
「ばんざい」
「なっ!ばん…?っ!!」
すっぽん、と服になっていた布を抜き取られて、慌てて股間を隠す
「その扉は横にスライドさせるんだ、いっておいで、私も着替えたらいくから」
「いきなり引っ張んなよ・・・!」
「ごめんね」
素直に謝られて、食いつく事もやめた、大人しくお風呂に向かおうじゃないか。
扉を開けると、暖かい空気につつまれた、蒸気がほわほわと浮かんでは消える
ひたりー
足を進めると、足元には石が敷かれていた、なのに石が暖かい、不思議。
横には沢山の小さな箱が並んでいた、さらに対面に大きな池があった、池がお風呂と呼ばれるものに違いない。
「裸でも寒くない、うわ、本当に水があったけぇ」
指を突っ込んでみたら本当に暖かい、なんで?これは凄いな!
「何、お湯を確かめてるの?」
「うわぁっ!!なっ、、シアンか!びっくりした!何それ、布?」
「ん?これは体を洗うための布だよ、さ、大人しく床に座って、そうそう、お利口さん、じゃあ目を瞑って」
「わかった、え?目をつむ…?ぎゃーーーーーー!」
ザバーーーッ
何が起きたか分からない、頭の上から凄い量の水が降ってきた
「うわぁっっ!!!つめっ、冷たい!!!」
逃げようとしたら、腕を持たれていて逃げられなかった、顔に張り付く髪を退けて顔に着いた水を擦って目をあけると、不思議そうなシアンと目が合った。
「大人しく座りなさい、パピー。お湯だから安心して、あったかいよ」
「だって、バジャーって!怖いんだぞ!!」
「怖いの?」
「うっさい!!!怖いよ!俺は怖いの!」
「そうなのか、どうしたら怖くない?」
「どうしたらって・・・怖いもんは怖い・・・水の音も凄いし、視界奪われるし、顔に着くし」
「ふむ、考えておこう、なるべく顔にかからない様にと、ゆっくり流すから今回は我慢してくれ」
「うぅ・・・」
シアンの目は当然、なんの悪気もない、あと俺を逃がす気もない、ボロ雑巾並のが目の前に居るんだ、すすがない訳が無い。
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