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過去
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食事をしながらジーグが思い出した様に話す
「シアン、そいやぁこっからスラム街の川を超えた所にある村が落とされたらしい、注意しな」
「ごふっ…!」
「パピヨン?大丈夫?急いで食べ過ぎなんじゃないかな?」
「ち、ちがう…大丈夫。」
村・・・。まさか。。。
「うーん、あの村の傍には旧軍の遺跡があったような、それ狙いなら困ったな」
「あぁ、あるぞ。火薬庫もある場所だ。村に出入りしてたキャラバンからの情報で逃げ遅れた村人とキャラバンの人員もまだ居るみてぇだ」
「キャラバンが?珍しい」
「火薬が手に入る村だ、取引に来てるんだろうよ、キャラバンが回らなきゃ村や街、商売が回らねぇ世の中だ。」
「そうだな、キャラバン人員はまだしも村人がまだ捕まってるのは不味いな、情報集めて、今夜動こう」
「任せな」
「ありがとう、にしてもパピー、顔色悪くないかい?大丈夫?」
「普通、大丈夫。」
もしかしたら村って施設があった場所じゃあ、とか思いながら、こういう時のシアンは俺に対する態度とはまた違って、ちゃんとリーダーしてるんだなぁって感心する。
「そうだパピー、今夜はアリアと寝なさい、私ばかりと一緒では文句を言われそうだ、それに沢山の人と寝た方がパピーの人慣れにもなるからね、」
「ぇ…」
「なんなら俺の嫁さんでもえぇぞ」
「ミルキーにもお願いしないとな」
「ひ、1人で寝れる!!」
「無理しない、それに今夜は私とジーグが居ないからパピー、2人を頼んだ」
「・・・。」
「アリア達には私からも話しておくから夜が来たら休むんだよ、そうだね、慣れてないと思うから夜の10時までには寝れなくてもいいから、添い寝してもらう事、いいね?」
「わ、わかった・・・。」
「いい子。慣れてきたらジーグにもお願いするから」
「ぐふ、んっ?!おもりなんざ俺には向いてないぞ?!」
むせるジーグと大丈夫だと笑うシアン、ちょっと不安な俺。
「あ、あとパピーの部屋も準備したから、私達はこの後離れるから何か必要なものがあれば、アリアかミルキーに言いなさい」
「お利口さんにお留守番するんだぞ」
「ぇ?あ、うん、うん?・・・行ってらっしゃい」
食堂からご馳走様をしてそれぞれ別れる、初めて満腹を味わった俺は俺の部屋に行こうと、シアンから預かったカードキーを持って、フロアを離れた。
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