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第3話
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「今日はありがとう」
「いやいや、白雪が誕生日なのに僕の方が楽しんじゃってごめんね。」
そういい謝る恋人にくすりと笑った。
「ううん、俺も楽しかった。」
そういい恋人と別れるとなぜか目の前に顔をゆがめた彰人が立っていた。
「彰人?」
俺が不思議そうに名前を呼ぶと彰人は余計に顔をゆがめた。
「俺のこと好きだといったくせに他の男と寝てたんだろ?」
その言葉に俺は固まった。
どうして彰人はそんなことを言うのだろう。
「否定しないのかよ。そんな穢れたやつ好きになるわけないだろ。」
気持ち悪い。
そういう彰人はなぜかその言葉を俺に対して言っているのではなく自分に言い聞かせているように聞こえたのは気のせいだろうか。
どうして彰人の方が悲しそうな表情をしているのだろうか。
色々な情報が一気に襲いかかって俺は去っていく彰人の背中を見つめることしか出来なかった。
その日から彰人に距離を置かれていた。
あぁ、どうして俺は否定されたのに今でもこんなに好きなのだろう。
普通あんなにはっきりと言われたら諦めるだろ?
つーか、告白する前からわかっていたことなのに
なぁ、神様、この恋はいつ忘れることが出来ますか?
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