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ラムネ雪10
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「っふ…!?ぁっ…んんっ…ッ!」
唇を塞がれたまま、翻弄されるままに押し倒されて、強引に性器を掴まれて早急に追い立てられる。
激しく動く度にネチャネチャと聞いたことのない変な粘着質の擦れる音がした。
そんな怪しい音がするのに、ふわりと甘い花のような香りがする。
心を落ち着かせるかのようなその香りと、今の行為に激しい落差に雪は尚更困惑する。
「ちょっ…ぁあっ!…あんっ!っあぁ!」
雪はナツキの突然の行動に戸惑う。
一体、なにをされているのか分からないまま、強烈な刺激を与えられて息が漏れる。ナツキの肩を押すが、強くて叶わず、どんどん力が抜けていく。
一息ついてからましになった痺れが、雪の腰から背骨を駆け上がっていき、思考を鈍らせる。
目の前が、チカチカして弾けそうになる1歩手前で、あまりにも早急な刺激がピタリと止んだ。
「…??」
ものすごい勢力の暴風雨の中に居たかのような早急な刺激が止んで、雪が潤んだ視線をナツキに向ける。
一体なんだったのかわからずに、ナツキを見ると、その視線が急に怖くなる。
睨んでいないのに、その目線は鋭く、人というよりも獣に近いような眼光で、雪の心を射る。まるで、別人…いや、違う。
これがいわゆる『雄』と言う動物なのだろうと思った。
オスの色香を纏った獣が、目の前で何も知らない獲物を捕食するかのようだった。初めて喰われるという恐怖と自分が獲物だったのだと自覚する。
「なっ…」
なっちゃん… ではない。
彼は、紛れもなく1人の男である。雪はそれを自覚してから、どうしてか心が萎縮してしまい、その挙動を目で追うことしかできなくなる。
ナツキは、甘い匂いのする液体をチューブから液体を、たっぷり掌に出して両手をすり合わせていた。白く滑らかにナツキの綺麗な指によく絡んでいた。
「んっ…!?」
その手が雪の性器へ絡んでゆっくりと馴染ませるように上下する。
先ほどからしていた甘い匂いの根源がそれだった。
雪が目の端で放られたそのチューブを見ると、それはハンドクリームであった。そんなものを、なぜ雪の性器に塗ったのか雪には見当がつかない。
既に起立した雪の性器は、硬く誇張していて、その白いハンドクリームがよく絡んでいた。
初めて見るその痴態をまざまざと、視界の中に入れてしまい雪は頭がおかしくなりそうだった。
「…っ」
だが、目の前の男の名前を呼ぶことができなかった。
なんて呼んだらいいのか分からなくなってしまった。
それに、何を訴えようとしているのかわからなかった。
「…ほら、嫌なら嫌っていいなよ」
嫌…?
ナツキの言葉に、雪がなぜかと視線を向けようとしたその時だった。
「もっと抵抗しないと、僕がゆきちゃんの大事なもの奪っちゃうよ」
ナツキは雪の性器を持つと、自らの後孔に充てがう。
「えっ!!?」
雪は、ナツキが今からしようとしていることに、やっと気づいたらしい。
目の前の光景に目を見開く。
「!!!!!???」
目を見開いたのは束の間だった。
ナツキが淫らに足を開いて雪の腹上を跨いで、自らの後孔へあてがう。
ヌルヌルと雪の起立した性器の先端を円を描くように確かめてから、力を入れた。
「っ…!?」
雪は言葉を失い、体を硬らせた。
得体の知れない未知の刺激が駆け巡る。
肌がぞわりと泡立ち、性器が埋没していく度に、知り得ない感覚が競り上がってくる。
腰から脳天へ、骨の髄を通って、体深いところへゆっくり侵入されるみたいだった。
押し入るような、押し広げるような、なんともいえない感覚と、狭い空間を裂く優越感は、雪の中に眠る破壊的な性の衝動を叩き起こす。
同時に雪の奥底に眠る、与えられた遺伝子を覚醒へと導くかのようだった。
何に例えたらいいのかわからないままの速さで飲み込まれていく。
蓮華の花が開くような開放感とか、雷号が黒闇を駆け抜ける疾走感とか、世界が終焉を迎える時の鐘の音を聞いてしまった時のような焦燥感とか…
頭の中で、今まで使っていない部分にまで刺激が駆け巡り、感覚だけでなく、思考までもが鋭敏に溢れ出しているような気がした。
まるで炭酸の中に勢いよく沈降していく真新しい『何か』に、気泡が勢いよく舞い上がるかのようだった。
「んぁっ…ッふ…っん…!」
ナツキの口から甘く息が漏れる。
炭酸の中に落ちていった真新しい『何か』とは、一体何か…
B玉だろうか?
そんなに透き通っているだろうか?
それは幾つ?
落ちていくのは1つだけ?
「ぁくっ!…ぁっ!あぁっ、んんっ…ッ」
雪の口からも息が漏れる。
女性とはもちろん、そういった行為を見た事もなく、保健体育の性教育どまりの知識の雪にとっては、何をされているのか、これから何が起こるのか全く予想ができない。
ただ、目の前のナツキの劣情とした姿が艶やかに見えた。
「ふぁ…」
ナツキは切なそうに息を吐いた。
「…ぁっ」
雪はゴクリと息を飲んだ。
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