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仕事も進めながら、リドルに入るなと言っていた、所謂監禁部屋を仕上げる。
「おかえり…!」
ふわふわと笑顔をこちらに向けるリドルにただいま、と返す。
「夕飯できてるから食べてて、僕はお風呂に入ってくるから。」
「ああ、わかった。ありがとう。」
家に帰った俺はリドルが風呂に入っているのを見計らってご飯を後にその部屋に向かう。
白と赤を基調にしたリドルに似合う部屋。
赤色のベットに繋がれた黒い鎖は白いリドルの肌に映えるだろうと選んだ。
天井から垂れている天蓋は外から少しでも守れるかな、なんて意味も込めて真っ白の長めにした。
一つ一つに意味を込めて。
もう少し、あとほんの1日だけ待てばリドルは俺のものになる。
そう思うと思わず頬が緩む。
なんて幸せなんだろう。
カタン、とリビングの方で音がして、風呂をあがったのだと知る。
浮ついた心のまま部屋を出てリビングに向かう。
「何してたの?」
俺が用意したうさぎの耳の着いたふわふわの白いパジャマに身を包んでこちらに寄ってくる。
可愛いすぎて思ったのが口に出てないか少し心配だった。
「ううん、なんでもないよ」
答えながらリドルの髪をわしゃわしゃと拭く。
「ドライヤー持っておいで、風邪引くぞ」
にこっと笑って言ってやるとぱたぱたと走っていく。
この子に俺は何度愛しいと思えば終わるのだろう。
俺に純情な姿もすっかり信用仕切っている姿も純粋で喜怒哀楽が激しいところも全てが愛おしい。
ドライヤーを持ってきたリドルを自分の膝の間に座らせて髪を乾かす。
気持ちよさそうにはにかんでいるところに、ふとリドルが口を開く。
「そうだ、トレイ」
嫌な予感がすると思いながらもドライヤーを止めてなんだ?と聞き返す。
「えっと…」
「君が気を使って働かなくていいと言っているんじゃないかと思って…」
「そんな事ない。」
「勿論君の仕事をばかにしているわけじゃないんだ。頑張っているのは知っているし…」
「なあ、リドル、それ以上「僕も皆みたいに働かなくていいのかな…」
制すよりも早く彼は口を開いた。
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