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ガン!!!!!
鈍い音でハッとする。
気づいた時にはリドルを床に押し倒していた。
叩きつけると言った方が正しいか。
痛みで顔を歪めながら、普段では絶対にしない俺の行動に動揺を隠せない様子のリドル。
「と…トレイ…?」
「もう少しだったのに…」
そう言うや否や俺の下敷きになっているリドルの手を掴んで、ずるずると例の部屋に連れ込む。
ぼすん、とベットの上に降ろす。
「い、痛い…」
何も言わず引きずられたかと思えばがちゃがちゃと黒い輪を取り出す俺に、彼は顔を青ざめる。
「なんでこんな事するの…?」
がちゃん、と拘束具をつけた音がしたところで俺は顔を上げる。
「お前が悪いんだ。あと1日待てば優しくしてやったのに。」
「え…?」
「今日からここで生活するんだ。…ああ、もちろん
衣食住は保証する。ご飯も3食上げるしトイレに行きたかったら言ってくれれば連れてく。もちろん俺の管理元だけど。何か欲しいものがあれば言ってくれて構わない。何一つ不自由はさせない。」
べらべらと話尽くした俺にハッとした顔をしたかと思えば綺麗な顔をゆがめてぽろぽろと涙を落とす。
「な、なんでこんな事…ここから、だ、して」
泣いているせいで嗚咽まじりになりながら必死に話す。
以前の俺なら好きな子を泣かすなんて以ての外だし速攻出してあげてただろう、それを分かっているリドルにはおの行動が理解できなく、戸惑うばかりだ。
それでもぽろぽろと涙をこぼすリドルは可愛いが辞めるつもりはない。
「全部お前のためなんだよ。リドル。」
繰り返しこのやり取りを小一時間続けた末に疲れて寝てしまった。
嫌がって暴れるのは想像していたからまあ予想通りだ。
これからどうするかだな…。
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