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腕、首、足に付けられた拘束具の鍵が掛けられていることを確認して、眠ったリドルを置いて部屋を出る。
暴れた時に散乱した物を片付けてリドルが作っておいてくれた夕飯を食べる。
もしかしたらこれも最後なのかも、と思うと少し名残惜しい気もしたが、これから俺の望み通りに、と思うと、それもまあいい気がした。
風呂を済ませて持ち帰った仕事をやり始める。
小一時間が経過した頃、微かな叫び声とガチャガチャという音が聞こえた。
「ん…起きたか」
大して焦りもせずに部屋へ足を進める。
「おはよう、リドル」
「だして!!!!!こんなのいやだ!!!」
「言ったろ?お前のためなんだよ」
ガチャガチャと必死に抜け出そうとするリドルに近寄る。
「こんなのおかしい!!!!」
目の前に来た俺の腹を蹴る。
日頃から鍛えてはいるから痛くはない。
「でもこれはだめだなあ…」
すっと目の色を変えた俺に動きを止めるリドル。
目の高さが合うようにしゃがんで、リドルの髪をガッと掴む。
ひゅっと喉がなったところで腹に軽く少し痛いくらいに拳を入れる。
リドルからしたら痛かったかもしれないがこれも仕方の無い事だ。
「グゥ…」
「もっとやられたいか?」
ぼたぼたと涎を垂らしながら必死に答える
「や…いや…ごめん…」
「(ごめんなさい)だろ?返事は?」
ぐっと掴んだ手に力を込める。
「は、はい…ごめんなさい…」
「うん、いい子だ」
「俺も出来れば殴りたくないんだ」
パッと手を離すとげほげほと咳き込むリドル。
「さあ、これを飲むんだ。落ち着くから。」
睡眠薬だ、と差し出したものをリドルの手のひらに乗っける。
「い、いやだ…」
「ん?」
わざと飲め、という威圧感を向けてあえて聞き返す
「なん…でも無い…」
水と一緒に渡して一気に飲む。
「よし、よく出来たな、すぐにきくから横になってろ」
腕の鎖の長さを変えて横になれる長さにする。
また暴れたら困るから寝るまで横にいる事にした。
10分もすれば寝てすやすやと寝息を立てる。
立ち上がってリドルの髪を一撫でして部屋を出る。
「愛してるよ」
と呟いて。
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