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「ああ、頼んだ。じゃあな」
男の声を皮切りに電話を切る。
ついにその日が来た。
「ただいま、リドル」
ガチャ、と部屋のドアを開けて進む。
「おかえり…なさい」
しっかりと挨拶はするように一ヶ月程かけて躾けた。
「うん、ただいま」
「あとな、今日は客が来るからお前も挨拶するんだぞ」
「はい…」
不思議そうな顔をして答える。
そりゃあこんな状態の人を見て普通の態度をする人はなかなかいないだろう。
大体が驚く。
それも大丈夫な相手となるとそれも限られてくる。
つまりは、だ。
程なくしてインターホンがなったと思えば、NRCで毎日のように聞いていた軽快な声がする。
「久しぶり!!リドルくん!!!」
「け、ケイト…」
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