コメント 古い順へ 羽生橋はせお 2021/02/02 16:08 こんにちは、今回も素晴らしい作品が読めて幸せでした…! 今回は文字数が倍以上なので須江さんの小説の世界により長く浸ることができて嬉しかったです。 以前投稿されていた『Texas chain story mascre』とリンクしているお話なんですね! 本作と交互に読んで、ジャックの語り口の成長ぶりとインタビュアーへの反撃のくだりが、スヴェンによって花開かれた「才能」の一端なのかもしれないと思うと鳥肌が立ちました。 人倫を踏みにじってまで美しいものに平伏してしまう衝動や欲望は芸術を志す者なら大なり小なり抱いているかもしれませんが、それをやってのけるのは実際ハードルが高いと思っています。 スーツケースの写真や映画に登場する眼帯がフィクションという膜の内側にあって、冒頭の場面はそれを踏み越えてしまったことの象徴なんですね。 返信する ←表紙へ 非会員の方はコメント投稿出来ません 会員登録 ログイン
今回は文字数が倍以上なので須江さんの小説の世界により長く浸ることができて嬉しかったです。
以前投稿されていた『Texas chain story mascre』とリンクしているお話なんですね!
本作と交互に読んで、ジャックの語り口の成長ぶりとインタビュアーへの反撃のくだりが、スヴェンによって花開かれた「才能」の一端なのかもしれないと思うと鳥肌が立ちました。
人倫を踏みにじってまで美しいものに平伏してしまう衝動や欲望は芸術を志す者なら大なり小なり抱いているかもしれませんが、それをやってのけるのは実際ハードルが高いと思っています。
スーツケースの写真や映画に登場する眼帯がフィクションという膜の内側にあって、冒頭の場面はそれを踏み越えてしまったことの象徴なんですね。