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仲良くなんてできません
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「あの……何か用ですか。」
最近の光景
されど慣れない光景。
トナリにはイケメンモデル。
そして後ろはその取り巻き。
「なーんか黒子っちって俺に冷たいじゃないスか~。だからもっと仲良くなるため俺は諦めないっスよ。」
なんとも迷惑な話だ。
「別に冷たくはしていませんが
仲良くなりたいなら僕をそっとしていただけると助かります。」
えーとか言いながら
足早に歩いてもこの足の長い男は余裕でついてくる。
どうまこうかな、と考え中だ。
取り巻きの人たちが後ろで
「あの子ってだれーあんなこいたっけ?」「しらなーい」
とか
「そんなのと話してないでこっちむいてー」
とか言ってる。
正直僕もあなたたちを
知らないし
そっちと話しててくれると
助かりますが。
「あ、青峰くん。ヘルプです。」
「おわ、テツてめぇなに引き連れて歩いてんだ。大名行列かよ。」
「よくそこ勉強してましたね。誉めてあげます。
そしていいタイミングですね。助かりました。」
たまたま目の前にいた青峰くんを
黄瀬くんの隣へと引き込んだ。
「え、ちょ、」
「は?おい!」
そのすきに
何か言いかけた二人を無視し
体を反転して後ろの行列の中へと紛れ込むのに成功した。
(やっぱりあの光は苦手、みたいです。)
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