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終われ。
出したら冷静さを取り戻す。え、俺、なにやってんの。キモい。ちんこ突っ込まれてイクとか。
蹴っ飛ばして逃げようと体力を溜めてたら、また中をゆるゆるとこすられて、なけなしの体力は身をよじるのに消費される。
「んあ、あ、や、……ざけんなっ、や、抜けよ、や、………やだっ、動かすなっ」
「えー、だって。僕まだ出してないし?」
大丈夫だよ、ゆうくん。もっといっぱいしてあげられるから。千景はそういって俺を無理矢理起こして体位を変える。正常位から対面座位へ。
あ、むり。むり。
やばいこれ。
俺はとうとう泣き出してしまう。
「っ、…………っだ、やだ、これ、やだ、やだっ」
「どしたの? ゆうくん」
「やだ、やだ、これ、やめて、やだ……っ」
逃げたいのに、脚に力が入らない。千景が下から勢いよく突いてくる。当たるとこが違って、全身がビリビリと痺れたみたいになる。無理だよ、こんなの。死ぬって。死ぬ。むり。怖いし。もうイッちゃったのに。出したくなる。むり。しんどい。
「痛い? これ、やだ?」
千景が優しく聞いてくる。
「やだ、怖い、奥、………あ、奥当たって、当たってる! やだ、やだ………っ!」
さっきとは違う、深い深いとこにガンガン当たる。パニックになる。無理だって。駄目だって。そんなとこ気持ちいいとか頭おかしい。ケツ掘られて気持ちいいって、こういうことなんだ。駄目だろ、こんなん。しちゃいけないとこ、めちゃくちゃにされてるって。
「やだ、やだあっ………」
「なにがやなの?」
「んっ、んっ、あ、奥、当たるの、や、……っだ、やだ、あ、あっ」
「奥まで当たんのが泣くほど気持ちいいの?」
「ぅあ、あ、あっ、………………死ね、ふざけんな、や、……っあ、あー、あ、っんん、」
むり。むり。お腹痛い。ちんこ固すぎ。こんなん入れんな。容赦なく当たる。うあ、あ、あ……また…………じわじわと身体が溶け出す。
「泣かないで? ごめんね。怖かった?」
千景が俺を強く抱きしめる。俺は本気でこいつを殺したくなる。奥にあたる、奥にあたってる、そのまま逃げらんない………………頭がまた真っ白になって、息が出来ない……………………イッたみたいな気持ちよさ。苦しいほど気持ちいい。身体が硬直して、ぎゅっとなって……………………………また溶ける。
あれ?
セックスってこんなに頭おかしくなるもんだっけ?
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