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分からない2
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「……って考えてたのになぁ」
最初はただの暇つぶし。
それが悪化して、ボロボロにしたいって思うようになって、泣いてる姿を見たくなって、無理やり犯した。
正直満足感しか無かった。
あぁ今俺は、凪ちゃんを汚してる。
凪ちゃんの憎しみの目が俺に向いている。
そう思うだけでイけそうだった。
住所は興味本意。
凪ちゃんがどれだけ俺を恐れおののいて、俺に逆らわないようにと考え、どうするのか知りたかった。
結果は大成功。
自分のテリトリーである家で犯されるなんてどれほどの絶望を与えることになるんだろう、、!
そんなクズめいた考えに支配されて、凪ちゃんの身体を貪る。
すぐ赤くなる顔、ピンと勃つ乳首、くびれのある腰、揉み心地のある尻、そして精液を搾り取ろうとする中。
その全てに魅了される。
時折、心底憎めしいみたいな目で見てくるけどそれがまたいい。
ヤった後、お風呂で休憩ともう1回と思って乳首を触っていたら…
「んん…ぁ…ん…」
「うんうん、こっちも順調に開発出来てるね」
指で触って、抓って、噛んで、舐めて。
上の方で可愛い声をあげる凪ちゃんを楽しんでいたら、突然、吐息だけになった。
「え、凪ちゃん…?……あ、びっくりした…逆上せたのか…」
急だったからびっくりした…
「はぁ…はぁ…はぁ」
1度息を整える。
やっぱり…ダメだな。未だに怖い…
って、そんなことより凪ちゃん!
とりあえず服を着せて、お姫様抱っこで凪ちゃんの部屋であろうとこのベッドへ寝かせる。
起きてる時にお姫様抱っこしたら、照れながら俺を睨むんだろうなぁ。
そう考えて頭を撫でる。
無意識に口角は上がっていた。
「…可愛い」
もう一度頭を撫でてから、何か食べれるものをと思って1階へ戻る。
「え?何もないじゃん…」
冷蔵庫を見ると、ミネラルウォーターや調味料のみで何かお腹に溜まりそうなものは何一つない。
どうやって生活してるの、あの子…
どうするか数秒考えて、やっぱり何か買ってこようと、玄関にあった鍵を借りて家を出る。
別に、俺がする必要も無いけど…
でもなーんか
「ほっとけない、よな」
自分の気持ちに戸惑いを抱えながらも、スーパーで数日は持ちそうな冷凍食品や、食べやすそうな果物、それにお米を買って、また凪ちゃん家に戻る。
重たいけど、どこか嬉しい。
多分こんな風に自分が看病をされたことがないから、されたことがないことを自分ができてることが嬉しいんだと思う。
_親は俺に無関心だった。別に虐待されてたわけじゃないけど、でも関心はなかった。
そのくせ人の前だと良い親の"振り"をするから、親が冷たいなんて大人に言ったところで仕事が忙しいんでしょ?とか今だけだよ、なんて偽善者ぶった答えしか返ってこない。
4年前、親が離婚して母に連れられてここに来た。
母は昔と変わらず俺に無関心だったから、ここで…誰も俺を知らないこの地で変わってやろうって思った。
それからは、比喩じゃなくて本当に人が変わったように遊びに走った。
真面目を無くして、語尾を伸ばして、チャラチャラしたピアス開けて。
別に成績が落ちたところで親は俺に目を向けないから好都合。
女だけじゃなく男にも手を出した。
俺の性欲を満たせるなら誰だって良かった。
親が無関心なのを見てきてるから、誰も好きになったりするか、って妙なプライドもあって。
そんな中、手を出したくなる悪い癖も着いて、あぁもうダメなんだって自分に失望してた。
もうこの生き方でしか俺は生きられない。
そう思ってた…けど
「まだ、俺も人のために動けるんだ…」
重たい袋を持ちながら、そんなことを思って、家に着き、簡単にぱぱっとお粥を作る。
これを見て凪ちゃんはなんて思うかな?
そう考えると、胸の辺りが暖かくなるけどそれが何なのか理解できなかった。
とりあえず、今日はもう帰ろうと思って、鍵をポストに入れて帰路へ着く。
自分家のベッドに潜ったあと、どこかぽかぽかしていて直ぐに意識は落ちていった。
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