アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
再会5
-
「ココアを飲んだ時、ほってしたみたいに頬が緩んでたわ、きっと安心したのね」
安心…
「…心を溶かすって笑顔の意味もあれば、安心を与えるって意味もある気がします」
「そうね…それもあるかもしれないわ」
===
「今日はお時間取っていただきありがとうございました」
「こちらこそ、久しぶり会えて良かったわ」
お金は美波さんが出してくれて、申し訳ないと思いつつも「今までできなかったんだから」と言われたら何も言い出せなかった。
そして店の外でお別れし、少し進むと電柱に持たれかけて携帯をいじってる真斗がいた。
「あれ、真斗?」
「…おー、終わったか、帰るぞ」
「え、待っててくれたの…?」
そんなの頼んでないのに、、
「この前あんなの聞いたばっかだからな、流石に心配なんだよ」
え?何この待遇。
僕死ぬ?死ぬのかな?
え、てか真斗って彼氏?彼氏だっけ?
もうこれは彼氏じゃん?
「あ、ありがと…」
少し口を緩ませれば、変なことを言い出しそうでそれしか言えなかった。
「お母さんとは話せたか?」
「うん…思ってたよりいい人だったよ」
「だろうな、顔がスッキリしてる」
「え、そんな?」
「微妙だけどな、でももし悪いやつならそんな顔しねぇだろうなって」
「そ、かな…」
ねぇ真斗。
真斗にとって僕は保護の対象なのかもしれないけど、それでもね
来てくれたこと自体が嬉しいよ。
大好きだ、多分これからも。
「ところで、真斗」
「ん?」
「今日テスト週間だけど分かってる?」
「はッッ!!」
「…絶対忘れてたでしょ」
「教えてください凪様!!」
「しょうがないなぁ」
「ありがとうございます!!」
ってことで…
真斗の部屋で勉強会。
「…え?なんでここの答えが3になるの?」
「…勘で…」
「勘で解かない!まず真斗、公式覚えてる?」
「公式…?」
「…真斗、思ってたより馬鹿なんだね」
「そんなはっきり言わなくて良くない?」
「はぁ…とりあえず今日は徹底的に数学1Aやるからね?」
「ひぃ…!」
「………という訳でぶっ続け2時間教えてみたから、明日までにこのテキスト問題1人で解いてきてね。なるべく空欄は少なくするように」
「え、この2ページ全部?」
「もちろん」
「まじかよ…はぃ、やります…」
===
「真斗〜お風呂上がったよ」
「うぇーい」
あれから家に帰ろうと思ったけど、なんかめんどくさくなってやっぱり真斗の家に泊まることにした。
ちなみにもう僕の服は結城家に完備されてるから問題なし。
真斗がお風呂から上がってくる間に、もう眠たくなって1人ベッドで眠りについた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
45 / 63