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ゾクゾクッと一気にきて、その言葉だけでイキそうになった。やだやだやだ、こんなんでイキたくない。
「お返事は?」
「……変態……っ」
「その変態に好き勝手されたいんでしょ?」
「キモい、キモい、馬鹿、……っ」
「キモいことされてぐちゃぐちゃんなっちゃってるゆうくんのが変態だよね?」
なにをいっても追いつめられていく。
「ちゃんと言って? えっちなことだったら、なんでもしますって」
耳許で言われると腰にくる。ヤバい、やだ、これ、結構ヤバい。
「やだ、なんで、」
「そんなことも言えないの? なんでもするんでしょ?」
「…………っ」
「………触ってあげないよ?」
パッと手を離されて、俺は悶える。刺激が足りないんじゃない。触ってもらえないのがさびしくて、悲しくて、不安になる。
「………………………」
言わなきゃ。触ってほしい。でもおかしいだろ。なんで………えっちなことだったら、なんだよ。他だってわりと言うこと聞いてやってんだろ。
でもこいつはそうやって言わせたいし、多分それ聞いて興奮すんだろうな。
「………………」
心を殺して言ってみる。
「……………………えっちな、こと、だったら、……なんでもしま」
「聞こえなーい」
「っ……………………………えっちなことだったらなんでもします!」
「嫌がってる言い方じゃなー。もっと嬉しそうに言ってよ」
「うるせぇ、やだ、意地悪すんな、」
「あっそ。じゃあ終わり」
元春は立ち上がって、風呂場からマジで出ていこうとする。ふざけんな。
「元春っ、」
下半身まったく力の入らない俺は、涙目で元春を見上げる形になる。恥ずかしい。情けない。バキバキに勃ってるちんこは全然萎えそうにない。乳首も張って痛い。触って。触って。抱きしめて。キスしたい。許されたい。まだ怒ってんのかよ。めんどくせぇメンヘラのホモ野郎め。
「っ…………ほんとに、………なんでもするから、許して……」
くそ、ばか。言いたくない、こんなこと。情けない。恥ずかしい。ドMだったら歓喜だろうが、あいにく俺はそうじゃねえんだよ。
「そんなこと言ってて恥ずかしくない?」
「おめーが言わせてんだよっ」
「オナニー続けて? でもイクのはなしで」
「…………………………………………」
「なんでもするんだよね? やる気ないのに嘘言われても意味ないよ」
「…………っ」
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