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「やだ、なんで、」
「そんなことも言えないの? なんでもするんでしょ?」
「…………っ」
「………触ってあげないよ?」
手を離す。触られないとすぐ不安そうな目付きになるとこ、たまんない。はあ、可愛い。可愛いからしつけてるの、分かってくれないのかな。
しばらくグズグズためらって、それからゆうくんは顔をしかめてもそもそ呟く。
「……………………えっちな、こと、だったら、……なんでもしま」
「聞こえなーい」
小さな声を遮った。
「っ……………………………えっちなことだったらなんでもします!」
「嫌がってる言い方じゃなー。もっと嬉しそうに言ってよ」
「っも、やだ、意地悪すんな、」
「あっそ。じゃあ終わり」
僕は立ち上がって、風呂場から出ていく素振りを見せる。
「元春っ、」
すがって叫んだゆうくんは、泣きそうな顔をしていた。あ、…………可愛い。好き。大声出せるんじゃん。
「っ…………ほんとに、………なんでもするから、許して……」
じゃあもういっそ死んでくんないかな。僕のものじゃない時のゆうくんなんて、要らない。将来とか友達とかやるべきことのあるゆうくんなんて、大嫌いだ。
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