アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
気づいたら僕は寝てたみたい。
時計を確認すると針は夜中の3時を指していた。
「目腫れちゃったな……お腹も空いたし。」
僕はそーっとドアを開けてリビングに向かった。
【お腹が空いたら食べて 賢人】
テーブルには僕のご飯が用意してあった。
悪いことしちゃったかな…………。
「兎羽?起きたの」
ソファから起き上がった賢人がいた。
き、ずかなかった……………!
「一応声掛けたんだけど、声聞こえなかったから。」
「ごめん、ご飯ありがとう。」
「ううん、俺こそごめん。」
そう言って賢人は僕をギュッと抱きしめてくれた。
ちょっと離れてただけなのに、賢人の体温が嬉しくて安心する。
「………は、はぁ……はぁ」
急に身体が熱くなってきた……。
苦しい。
この感じは…………
「兎羽気づいてた…?」
「な、にが………」
「ヒート近づくといつも気持ちが不安定になってる」
「………うそ。」
「本当だよ」
確かに、ヒートが近づいてくると賢人へのあたりも強くなってる。
全てのことに感情が振り回されてて、
一喜一憂が激しくなっていた。
「……賢人…振り回してごめんね。」
「ううん、俺こそ仕事ばっかで兎羽と話せてなかった。」
そう言って、賢人は僕をギューッと抱きしめてくれた。
その瞬間拍車がかかったのか
ドクンドクン
脈が早くなった。
苦しい。早く気持ち良くなりたい。
賢人がほしい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 13