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「ちょ」
「ばーか。可愛いとか男とか関係ないっつったろ? 好きになったら、そんな事はどうでもよくなんだよ」
「な、な……!」
「それに、他やお前が何と言ったって俺からしたらすっげー可愛いし」
頼むから、息のかかる距離で甘い言葉を囁かないでくれ。
俺の心臓が、さっきからやかましすぎて停止しそうになってしまう。
「わ……かったから!」
「そうか」
まだ正直納得できない部分もあるけど、これ以上何かを言ってサードキスまで奪われるのはごめんだ。
正直に言うと、嫌だからとかじゃなく恥ずかしいからなんだけど。
「とにかくさ」
「へ?」
「俺が年上だって信じられねーんだったら、明日俺の大学に来いよ」
「え」
「明日、土曜だし。お前んとこは学校休みだろ?」
「それは、そうだけど」
提案が突然すぎて、理解が追いつかない。
「じゃあ決まりな!」
「え?」
部外者の俺が行ってもいいものなのか? なんて思ったけど、お前は黙って来ればいいんだよ、なんて良い笑顔で言われたら頷くしか出来なかった。
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