アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
55
-
「昌平くん?」
「っ!」
もう先生に見つかったのだろうか。
警察に突き出される自分の姿が脳裏を過って慌てて逃げ出そうとするも、素早く腕を取られて身動きが出来なくなる。
「あ~。そんなにビビらなくても。俺だよ、俺! 垣内 心」
「……垣内さん?」
垣内さんってことは、先生じゃないのか。
俺の腕を掴んだ手の持ち主を見上げて、ホッと吐息が漏れた。
「すみません。てっきり俺、先生かと」
「あはは、いいって別に~。それよりどうしたのー? 夾とは一緒じゃないの」
「あ、ちょっと喧嘩しちゃって」
「……へえ」
今思い返せば痴話げんかみたいな内容で、正直言うのも恥ずかしい。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
55 / 80