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一番端の席の特権…………とは
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うぅ…………知らない人ばっか……
とりあえず席は……あっラッキーだ!
僕の席は窓側の一番後ろの席一番人に話しかけられない席だ(勝手にそう感じてるだけだけど…アハ)席替えしたくないな、一年中いや三年間この席がいい。
前の席の人は……………………
「えっ」
高峯明斗ってさっきめっちゃ騒がれてた人じゃ……
せっかく人が集まらない所に来れたと思ったのに……
はぁ
ついて無さすぎる、人が集まりだしたら図書館にでも行こ……
席について窓から外を見下ろせば毛並みの良さそうなミルクティー色の猫がすやすやと気持ちよさそうに眠っている。
「いいなぁ僕も猫に生まれてきたかった」
「キァァァァァァ!!!♡」
ビクッ
まっまた!?
さっきより一際大きい女の子の黄色い悲鳴が湧き上がる。
なんなんだろう……
ドアの方を見てみるとそこには超がつくほどのイケメン君がいた。白がかった髪色に水色の目に180はありそうな高身長、無表情だけど何処か柔らかい雰囲気のある人だ。
「…………綺麗」
ポロッと本音が零れた。
………………あっ!
この人が高峯明斗君か、こんなにイケメンだったらそりゃ騒がれるよね……。
遠目に高峯君を見ているとだんだんこちらにやってきた。
えっ!?な、なんで!?なんかしたっけ?
「あの」
「はいっっ」
ヤバい変な声が出た。
「前の席だから宜しく」
………………あっそっかびっくりしすぎて忘れてた前の席の人なんだった。
「大丈夫?」
びっくりした事と忘れてた事で黙り込んでると高峯君が心配そうに尋ねてきた。
「えっあっうん大丈夫です!その、よろしくお願いします!」
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