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地獄の自己紹介
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「今日からお前らは高等部の生徒だ、これまで以上に気を引き締めていけよ」
毎回似たようなことを言われてるような気が……
うぅ…………やっぱり怒らせちゃったのかな……
「じゃあ次……自己紹介をしていく、席順だ」
「ーーーッ」
ーーーえ、あっ
自分から血の気が引いていくのがわかる、どうしよう忘れてた。毎年毎年自己紹介ではやらかしてしまっている、怖すぎて失神したり、気持ち悪すぎて吐いてしまったり、泣いてしまったり、呼吸困難になったり、とにかくやらかしまくってしまっている。更に今年は一番最後だ………………
「…………ハァハァ……ヒッ……ハッ……ハァ……」
どんどん息が苦しくなっていく
「おい、大丈夫か?」
「はい次高峯」
「あっはい」
嘘もう高峯君の所まで………………
「高峯明斗です、部活は帰宅部で、苦手な教科はありません一年間よろしくお願いします」
「キャァァァ!!♡♡」
「ハイハイ煩いぞ次沙藤」
あ…………
「次沙藤だそ」
「あ、……の……」
目から涙が溢れてくる。怖くて動けない。
「おい、本当に大丈夫かお前」
高峯君が小声で何か言ってるけど分からない。
「………………あ」
足から崩れ落ちていく、目の前が真っ暗になって何も分からない。クラスの皆が何か言ってるけど
その音すら分からない……
ダメだまた…………………………落ちる
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