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一目惚れという恋をしましたside.高峯明斗
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はぁぁ……何あれ可愛すぎだろ……
俺、高峯明斗は今日、沙藤響輝という男に恋をした。
黒髪で少し長めの髪、透き通る様な桜色の目身長は低めで頭が俺の肩くらいだ。抱きしめたらすぐ折れそうなほど細すぎる身体をしている。だからと言ってガリガリな訳では無い。
てか本当に可愛すぎる、さっきも俺の裾を掴んでぎゅっと目を瞑って真っ赤な顔をしていて一生懸命俺伝えてくれてるのが可愛すぎる。それに俺が笑うとドキドキするからだめって本当にヤバ過ぎる。
教室の隅の方で縮こまって居たから声をかければ挙動不審で涙目になって受け答えをしてくる。同い年なのに敬語だし……。それすらも可愛くて仕方ないのは惚れた弱みだろうか。
俺は一瞬で沙藤に引き込まれたんだと思う。
敬語なのは全員になのだろうか?挙動不審なのは皆になのだろうか?もしそうならば、俺の前でだけリラックスしていて欲しい、俺だけタメ語で話して欲しい。とめどなく欲が溢れてくる。
「はぁ……今日会ったばっかなのにヤバすぎだろ俺……」
あぁ……押し倒したい……
………………イヤイヤ駄目だろ俺。
今日会ったばっかの奴にここまでって……俺、相当沙藤に惚れ込んでんだな……今までこんな事は一度もなかったのに本当どうしたんだろ、俺。
そんな事を考えていると沙藤が料理を乗せたトレイを持ってきた。
「おっお待たせしました」
料理を見ればハンバーグと中華スープ、ご飯にフルーツポンチがあった。まるで店で出てくるようなのだ。
「すげぇ美味そう」
「ふふっそんな大層なものじゃないですよ」
「ッ!」
わら……った
頬を赤らめてふふっと笑う沙藤。はぁぁダメだ可愛すぎだろ、いや、マジで……ヤバい本当にヤバい今すぐ抱きたくなる。
そんな事を考えてたら沙藤が不安げに俺を見上げてきた。天使かよ、
「高峯君?大丈夫?」
「あ、あぁそれよりこれ食べていい?」
「はいっ!高峯君の為に作ったので!お口に合うといいですけど」
俺の為……ヤバい顔がニヤける。
「あれ?沙藤は食べないの?」
ふとそんな事を思って聞いてみる
「僕は……大丈夫です、食欲が無いので」
まぁさっき倒れたんだ無理もないか。
「食べれるなら食べとけよ?」
「はい、高峯君は優しいですね」ふふっ
そう言ってまた笑う。
……ッほんっっっと無自覚?こっちの理性が持たなそうなんだけど……
「そうか、じゃあいただきます」
「はいっ!」
また笑う。
これからは沙藤と居ると理性の我慢大会が始まりそうだ。いつまで耐えられるだろう?
あぁ……俺のこと好きになってくんねぇかなぁ
そんな淡い期待を持ちつつ俺の理性我慢大会が始まった。
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