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避けられている?side.高峯明斗
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新学級が始まってから一週間がたった。
何事も無く過ごせている……。
………………訳では無く。
何故か最近沙藤に避けられている気がする。
休み時間も昼の時間も教室に居ないし、学園内を探しても見つからない。
こんなに見つからないってこと有るか?普通。
「ねぇねぇ高峯君!昨日"夜なんです”出てたよね!かっこよかったぁ〜♡」
「見てくれたの?有難う」ニッコリ
「きゃあああ♡」
「ところで沙藤知らない?」
「えー、あんなゴミみたいな奴知らないよ〜」
…………は?
ゴミ?あいつのどこがたよ……。
段々とイライラが増してくる。
なんで周りは皆沙藤をこんなふうに言う。
そういうお前らの方がゴミだろ。
「そんなことよりさぁ〜♡美雪と遊ぼ〜♡」
「ごめん無理」
気づけば心底苛立った声が自分から出ていた。
「…………え」
媚びを売ってきた美雪とか言う奴は真っ青になって立ち尽くしていた。
──────────────────────
〜昼〜
「先生、沙藤何処にいるか知りませんか?」
「ん?ああ、アイツなら図書館で待ってみるといいぞ」
「有難うございます」
確か図書館にもいなかった思うけど…………。
まぁ、行ってみるか。
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